第119号 「正しいことを楽しくして伝える」 -2017年08月14日配信-

「正しいことを楽しくして伝える」

ダメ出しの覆面調査の経験から、
正しいことはモチベーションを下げる、と言うことを
体験として学びました。
楽しいことしか伝わらない。
もっと言うと、人は自分が聞きたい話しか耳の中に入っていかない。
聞いているようで、頭のなか、心には届いていない。
ですから、私は、伝えたいことがあるとき、
できるだけ楽しくして伝えるようにしています。
あるいは、相手にとって、これは自分に関係のある話だ、
自分が知っておくと得する話だとなるように、
可能な限り、話と聞き手の間に関係性を作っていきます。 

相手の関心ごとに関心を寄せる。
仕事で成果を出すには、
子育てで失敗したくない、
身近な人との関係を良くするにはどうすればいいか。
安心の中で生きていきたい。
幸せを感じながら生活したい。
あるいは、
趣味や挑戦中のこと、
逆に
これまで知らなかった面白い情報。

相手が興味を持ちそうな内容、関心ごとを
一生懸命、観察し見つけ、その関心ごとと
伝えたい内容をうまく絡めて伝える。

薬を薬のまま渡すのではなく、
糖衣錠にして、さらには、相手の大好物の衣をつけて渡す。
ここまでして、ようやく相手の頭の中や心に届くのだ、
そう肝に命じて伝え続けています。

人は、自分の話を絶望的なほど聞いてくれない。
だからこそ、工夫する。
だからこそ、自分の伝える力が上がっていく。
ありがたい。

感謝!
在り難い!・・・本当の意味は、It's a miracle!