第145号 「復興」 -2018年09月10日配

再び興(おこ)す。
一旦かたちを失ってしまったものを、
再び興す。
元に戻すだけではなく、さらに良いものにする。
経験や教訓を生かし、進化させる。

本当なら、復興などないほうがいい、
なぜなら、
復興の前には、災害や悲しいことが起きているから。

しかし、災害が起きてしまったら、
そこから、また立ち上がらないといけない。
立ち上がり、そこから足を前に踏み出し、歩き出さないといけない。

その時に力を与えてくれる言葉、それが復興。

強風でなぎ倒されても、
揺さぶられて倒れても、
そこからまた立ち上がり、歩き出す。
その姿にその人の真の力があらわれる。
その姿を見ている人がいる。

それぞれの復興に向けて、
今、自分にできることに全力で取り組む。

自分自身の職場で、家庭で、今いるその場で、
自分の役割を全力で果たすこと。
これも復興への貢献ではないかと私は考えるのですが、
皆さんはいかがでしょうか。