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生保協会HPにアップされた将来の業務品質項目の調査研究結果、見ましたか

  • 2020/11/30
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

生命保険協会で開催されている第6回「代理店業務品質のあり方等に関するスタディーグループ」の内容が生命保険協会のホームページにアップされました。
業務品質評価項目(案)についての調査・研究結果の詳細を必ずチェックしましょう。
ホームページにアップされた内容を一部ピックアップしてみましたので、一つ一つの項目が出来ているか「レ点」をつけて行ってみましょう。

■業務品質評価項目(案)についての調査・研究結果(詳細)■
□ペーパーレス推進に向けた態勢整備状況 
※適切な評価が可能な場合において、業務品質評価対象とする 
□早期消滅率 
※代理店単位のデータ取得の実現可能性および適切な評価が可能な場合に おいて、業務品質評価対象とする
□高齢者募集ルール
□ペーパーレス推進 
※適切な評価が可能な場合において、業務品質評価対象とする
□募集スキル向上に向けた取組み
□業務継続計画(BCP)の策定
□従業員への経営方針・企業理念等の周知徹底
□企業としての健全性
□共同募集時の対応
□募集関連行為委託等の対応
□不適切事案への対応態勢の整備
□情報漏えい事案への対応態勢の整備
□サイバーセキュリティ―対応態勢の整備
□従業員満足度向上に向けた取組み
※ ※当評価の視点については、適切かつ取組み状況を実質的に測定・評価ができる  ことを前提に評価の視点として設定する。(評価ができない場合は設定しない) また、評価可能な場合においても、評価の視点「法令遵守への対応」が十分で あることを評価の条件とする(法令遵守の取り組みが不十分で満足度が高い  場合は評価しない)
□個人情報保護に係る態勢の整備
□個人情報保護に係るシステム面の整備
□従業員に対する個人情報保護ルールの徹底
□アフターフォロー時の顧客対応態勢の整備
□お褒めの言葉も含めたお客さまの声・苦情管理態勢の整備 (募集時/募集時以外含む)
□継続率の適切な水準の確保
※代理店単位のデータ取得の実現可能性および適切な評価が可能な場合に おいて、業務品質評価対象とする

いくつ「レ点」が付きましたか。
「レ点」が付かなかった項目については、出来ていないのならPDCAサイクルのPから立ち上げていきましょう。
年明けには実際に代理店で「検証トライアル」がスタートし、問題点等を検証した上で、最終「代理店業務品質評価項目」が決まり発表されます。
代理店の皆さんはその項目を一つ一つ取り組んで行かないといけません。
今からスタートをしていきましょうね!

SDGsについて考えるがメディアで日々取り上げられています

  • 2020/11/30
  • Dr.ウエノの保険コラム

TBSテレビが毎日SDGsをテーマに色々な取り組みをしていました。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。今、2020年ですからあと10年で目標達成するために掲げられた目標を一つ一つクリアしていく必要があり、保険会社各社も取り組んでいます。ということは保険代理店も個々で出来ることを、意識を持って取り組んで行く必要があると考えています。

因みに、目標は16! 次の項目になります。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロ
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

個々でもできることはありますよね。
一般社団法人結心会としても取り組みをスタートさせています。
シングルマザーの移住を推進している兵庫県神河町ではシングルマザーだけの保険ショップがいよいよ年明けオープンに向けて具体的展開に入っていますし、再生エネルギー発電所を地方で作るというプロジェクトにも絡ませていただいています。身近に所では保険代理店を軸に地域住民の健康を守る展開を地元調剤薬局と実施しています。
地域に根差した保険代理店だからこそできる草の根活動だと思います。
アマゾンでSDGsのバッチくらい購入してジャケットにつけてみては如何でしょうか。
意識することが最初の半歩かと思います。

多様化するマッチングアプリ

  • 2020/11/24
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

マッチングアプリは、人と人をつなぐツールとして注目しています。面白いので幾つかをご紹介したいと思います。

株式会社HOGUGUという会社のアプリは、セラピストとお客様をつなぐマッチングアプリになります。
出張リラクゼーション業界は、価格競争によりサービスの低価格化が進みセラピストへの待遇が低下しています。また、セラピストの能力に合わせた価格設定や繁忙時期に合わせた価格変動などができていないため、スキルやニーズに応じた働き方を提供できていないという実態がありました。そこで、マッチングアプリが登場します。これにより、セラピストはアプリでスキルや施術年数を登録することでカスタマーからの施術リクエストに応えることが可能となるのです。また「顧客の評価を蓄積」することで安心して施術ができることに加え、セラピスト自身で単価を設定でき、予約から決済までを一元的に管理できることになります。お客様はアプリを使って気軽に予約ができる他、これまでの施術履歴がサービス側に保有されているため安心安全な施術を受けられることができることになります。双方にとってメリットがあるとして、このマッチングは大変好評となっています。

株式会社ユナイテッドウィルのマッチングアプリは「社長メシ」。
現在の採用活動では会社の一般的な側面を伝えることしかできないため、就職を希望する学生のやる気や、採用を行う会社社長の思いをお互いダイレクトに共有することができないケースが多いと思います。そこで、「社長と一緒に食事会ができるマッチングアプリ」を活用することで、一般的な就職/採用活動の手続きを経ることなく学生と社長が直接つながり、食事を共にすることで、双方のニーズや魅力をダイレクトに確認し、ミスマッチを防ぐことができるというものになります。

スカイエステート株式会社のマッチングアプリはドローンパイロットとお客様をつなぐ「SORAeMON」というアプリになります。
ドローンは空撮だけでなく外壁調査や農薬散布などにも使われていますが、まだまだ活用方法が知られておらず、増加しているドローンパイロットとの需給のバランスが取れていません。そこで、ドローンの活用事例を幅広く紹介すると共に、登録するパイロットにとっては自身の営業ツールにもなる機能を実装しているアプリになります。また本サービスを中心としてコミュニティーを形成し、オンラインオフラインを問わずパイロット同士が技術や知識を共有する場となっています。

如何ですか。
人と人をつなぐ現代版キューピットみたいな存在がマッチングアプリで、その多様性に将来性を感じています。

「そのサービスが欲しいと思った瞬間」にサイトを通じてつながりサービスを受けることができれば助かりますよね。保険も一緒です。「保険に入りたい」、「保険について知りたい」と思った「この瞬間」につながるアプリがあれば確実にお客様を掴むことができます。保険に特化したマッチングアプリもあったら便利ですよね。

保険代理店としてのあなたの強みは何ですか

  • 2020/11/24
  • Dr.ウエノの保険コラム

最近、セミナーで最初に投げかけている質問は「保険代理店としてあなたの強みは何ですか?」、「他の代理店と差別化するあなたのポイントはどこにありますか?」と聞いています。
皆さんは、何ですか? 暫し考えてみて下さい。

色々とあると思いますが、今後、保険代理店が担う強みは「健康」に対する提案、情報の量と質かと考えています。

最近、こんなニュースが流れました。
損保ジャパンは、医療スタートアップのメドピア社が手掛ける医療相談サービスの提案を始めたというものです。これを全国にある保険代理店から企業などの法人顧客向けに提案できるようにするもので、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、従業員の健康不安に対処したいと考えるようになった中堅企業などの利用を見込むとしています。
提案するのはメドピアの医療相談サービス「ファーストコール」というもので、利用者はスマートフォンアプリからチャットやビデオ通話で体調に関する不安を医師に24時間相談できるものです。質問すると平均数分~3時間程度で返答が届き、夜間などに疑問を解消したり適切な受診先を選んだりしやすくなります。従業員だけでなく家族の健康に関する相談にも対応できます。
損保ジャパンは、これを全国約5万カ所の保険代理店を通じて提案できるようにするのです。当面は従業員1000人以上の企業などが対象で、料金は従業員が1001~2000人の場合、初期費用が20万円で年間の利用料が約180万円だそうです。

損保ジャパンは唾からがん・一般疾病リスクがDNAからわかるというスタートアップ企業に出資したり、損保ひまわり生命は健康増進型保険に商品の全てを変えていくといった「健康」特化型企業に変貌しようとしていますが、顧客のニーズは間違いなくあると思います。

であるならば、直接お客様と接する保険代理店も今後のコンセプトとして「健康」を取り入れる必要があると考えます。そのために髪の毛から現代型栄養失調をチェックするといった「健康気づきキット」を販売したり、近くの調剤薬局とタッグを組んで、薬剤師と管理栄養士を活用した企業への「健康経営」提案をしたりとやり方はいくらでもあると思います。

一般社団法人結心会でも唾でがん・一般疾病リスクがDNAからわかるというキットを昨秋から販売していますが、実際にやってみた方は肺がんリスクが平均の7倍で発生する可能性があるという結果が出た途端にタバコを止められました。人の行動とはそういうものです。自ら気づきがあれば人は皆、それを解決するための行動に移します。結果、このDNAでチェックするキットを使った方の40%が保険見直し相談につながっているという実態につながるのです。

もう一度質問です。「あなたの代理店の強みは何ですか」、「他の代理店と差別化できるポイントは何ですか」。
答えが見つからない方はいつでもご相談に乗りますので、一般社団法人結心会までご一報下さい。

自動運転が現実味を帯びて来ましたね

  • 2020/11/16
  • Dr.ウエノの保険コラム

自動車の自動運転が現実味を帯びてきたと感じるニュースが相次いで流れました。

まずは、東京・西新宿エリアで、自動運転のタクシーを公道走行させる実証実験が期間限定でされたニュースでしょうか。損保ジャパンやティアフォー(名古屋市)などの5社と同エリアの街づくりを進める「新宿副都心エリア環境改善委員会」が実施したもので、実験では次世代通信規格「5G」を活用し、乗客を想定したモニターがアプリを使って配車し、都庁周辺の既定コースを走行したそうです。緊急時には遠隔操作などで安全性を確保しつつ運転席が無人の車両も導入したそうで、乗車体験してみたかったですね。

そして、ホンダが高度な自動運転の機能を搭載した「レベル3」の乗用車を2020年度中に国内で発売すると発表したことが報じられました。高速道路での走行時に視線を前方から離しても運転が可能な機能を、高級車「レジェンド」に搭載するそうです。国土交通省からの認可を得、レベル3の車の実用化を国が承認したのは世界で初めてとなります。 
「レベル3」は一定の条件のもとであればハンドルやブレーキなどの運転操作をシステムに任せることが可能になるものです。ホンダが国交省から認可を受けた乗用車は、同社が新たに開発した自動運行装置「トラフィックジャムパイロット」を搭載していて、高速道路が渋滞しているか、渋滞に近い状態で、車の速度や天候など一定の条件下なら運転操作を自動化でき、前方の車を追走でき、ドライバーは緊急時に運転を引き継げる態勢を求められますが、前方から目を離してスマートフォンやテレビを視聴できるようになるそうです。価格や発売時期などの詳細は明らかにしていませんが、ついに来たかという感じですね。
 
更に、東京海上日動火災保険は自動運転の事故の補償について自動車保険を使っても翌年度の保険料を引き上げないことが報じられました。ドライバーの操作が不要な「レベル3」の自動運転の稼働中の事故が対象で、保険の利用をためらって被害者への救済が遅れることを防ぎ、自動運転の普及を後押しする方針としていますが、レベル3の車の実際の発売に合わせた報道で、保険会社も準備万端なのだと感じました。

中国に至っては、中国政府は2025年をめどに新車販売の半分を条件付きの自動運転車にすると発表したことが報じられました。従来の25%とする目標を大幅に引き上げ、法整備も進めるとしています。
 国家主導の意欲的な計画を打ち出すことで関係企業に早期の開発を促す意向です。自動運転は米国が技術のリード役とされてきましたが、世界最大市場を持つ中国も追い上げに本腰を入れ始めたと報じていました。
まだレベル3段階ですが実用化となり、レベル4やレベル5の自動車が実用化される日も遠くないと感じました。自動運転になると自動車保険の6割は必要なくなるとも報じられています。自動車保険に依存した損害保険代理店は6割収益が減る訳で、体質改善が急務化と思います。

このペースだと、あと5年でしょうかね。5年後に焦点を当てて、今すぐ「生き残るための行動」を起こす必要がありますね。筆者がやっている「保険代理店が3年後に生き残るために」というセミナー、一度聞いてみませんか。役に立つヒントはあると思いますよ。荒れた海に漕ぎ出すには羅針盤が必要ですので、色々なセミナーに参加されて情報収集し、自らの経営の方向軸を決める時が来ていると思います。