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2020年の全国の交通事故死者数は2839人 自動車保険がなくなる日もあるのか

  • 2021/01/12
  • Dr.ウエノの保険コラム

2020年の全国の交通事故による死者は2839人で、前年より12%減ったことが発表されました。統計が残る1948年以降最少で、2000人台は初めてとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛が影響したことが要因と考えられています。

因みに、過去20年間ではこんな推移となっています。
2001年   8757人
2005年   6937人
2010年   4948人
2015年   4117人
2020年   2839人
この20年間で3分の1に減っています。

ここには自動車自体の進化もありますよね。先般大型板金工場の方のお話を聞きましたが、何と1年間で前方車に追突して車が破損したという事例は2件しかなくて、これでは商売あがったりと嘆かれていました。センサーで衝突しない車が増えていますので、本当にぶつからない時代が到来しています。勝手に駐車できる車も登場していますので、運転ミスで車を擦るということもなくなるのかと思うと、技術の進化には驚くばかりです。

更に、東京都では2030年の新車販売は脱ガソリン車で全て「電動車」にすることを表明しました。複雑で数多い部品で作られているエンジンがなくなりモーターで動けば、自動車は「家電」になってしまいます。自動車業界で働く人は550万人いらっしゃいますが、どうなって行くのでしょうか。実際、トヨタ自動車の富士裾野工場は昨年12月に53年の歴史に幕を閉じました。裾野工場の従業員1100人のうち約400人は定年や転職で退職し、約700人は東北の3工場などに異動ということですが、これはトヨタだからこそできる芸当であって他企業ではそうはいきませんよね。

ガソリン車がなくなればガソリンスタンドは消滅し電気ステーションに替わるのでしょうか。保険代理店でヤマダ電機のボランタリーチェーンとして「家電販売している代理店」も少なくはありませんが、近い将来、ヤマダ電機で電気自動車を販売すれば自動的に保険代理店が「ディーラー」になってしまいます。直接電気自動車を販売して保険も販売という世界が訪れるのです。

自動運転もドンドン現実味を帯びて来ています。GPSによって運転することもなく目的地に到着できる世界がやって来ます。空飛ぶ車も登場すれば、交通事故者数は劇的に減るのでしょうか。そうなると自賠責保険の社会的使命が終わり車検自体もなくなるかもしれません。

交通事故死が減ったというニュースの裏側には色々なことが隠れているので、こうした認識を持って今後の対策を考えていかないといけませんね。いつかは自動車保険そのものもなくなるのでしょうか。

保険ショップのブランドを皆で統一するのは如何でしょうか

  • 2021/01/04
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

新型コロナの拡大で首都圏では再度、緊急事態宣言が出るかというところまで来ていますが、万が一出てしまうと、またまた商業施設が閉鎖され、商業施設内出店の保険ショップも閉鎖という事態に陥る可能性が出て来ますね。昨年の緊急事態宣言では多くの商業施設が閉店となり、保険ショップも営業できず、全く収益が上がりませんでした。明けた後もイベントが一切出来ず集客に苦労したところが多いと思います。

こうなってくると、保険ショップの「ブランド力で集客する」ことが効いてくるかと思います。正月三が日テレビを観ていると保険ショップや代理店のCMを目にする機会が何度かあり、新型コロナ過の中アクセスして保険相談予約をする人もいるのだろうなと思いつつ
「やはりブランド力は必要」だなと思ってしまいました。

実は、昔、昔、某保険ショップに対抗するために、皆で保険ショップの屋号を統一しようという動きがあり、実現の手前まで行ったことがありました。あの時、実現していれば、保険ショップは2大ブランドが成立していた訳ですが、今でもできるかと思っています。

保険ショップはFCのところが多いですが、何もFCにしなくても、花キューピットのような「ボランタリーチェーン」で良いと思っています。ボランタリーチェーンだと気軽に参加できますので、一緒に同じ屋号を掲げてみたいという方もいらっしゃると思います。因みに参画が容易な点もあり、花キューピットは全国に約4300店もあります。
現在、損保代理店は統廃合されていて、合体を余儀なくされた代理店は合体して何かを生み出したいと模索されているところが多いと推察しますので、このボランタリーチェーンに参画して統一屋号を掲げて生保募集と保険関連のモノやサービス等を販売していくと良いかと思いますが如何でしょうか。

現在、整備工場代理店さんが集う「モーター部会」なる組織を結心会で構築していますが、モーター部会では統一した屋号を掲げて展開することを企画しています。1つの整備工場代理店さんが複数の営業所等をお持ちですので、ここに看板を掲げると一挙に数が増えてインパクトはあると考えています。実際、車検ではコバック等といった統一看板を掲げているところがありますので、この隣に保険ショップのサインを掲示するだけで保険ショップブランドにつながるかと考えています。現モーター部会加盟の整備工場代理店さんだけでも営業所等に統一看板を掲げると50くらいの看板が立つことになり、そうすると保険ショップ業界で11位くらいにいきなりランクインすることになります。ここにボランタリーチェーンで損保代理店さんや地方の保険ショップが参画すれば、もしかすると業界トップの数に達するかもしれません。否、むしろ、その気概で集まるべき時かと思っています。皆が集えば、テレビCMも夢ではありません。1000の代理店が集い1代理店が10万円出すと1億円になりますので、一定のプロモーションは可能となります。こんな時代ですので、代理店も「個」で戦うのではなく「集結」して戦うことが必要な1年間と考えています。
既にモーター部会では統一屋号も決まっていて、第一号店もスタートしています。

2021年の新しい取り組みとして皆でボランタリーチェーン保険ショップを立ち上げてみるのは如何でしょうか。やってみたいという代理店さん大募集中です。

少子化に歯止めをかけるために婚活推進を企画してみませんか

  • 2021/01/04
  • Dr.ウエノの保険コラム

丑年がスタートしました。
今年の年男・年女は1066万人と発表されていましたが、一番多い年齢は何歳だと思われますか。何と答えは「72歳」です。今年72歳を迎える方は実に211万人もいらっしゃいます。
ちなみに60歳、72歳、84歳、96歳で年男・年女の総数のどのくらいを占めると思われますか。総人口の3人に1人は65歳以上と言われていますので、3割くらいでしょうか。答えは約46%という驚異的数値なのです。何と84歳を迎える方は109万人と、今年12歳を迎える人より3万人も多いという結果なのです。背も末という感じですね。

折角なので、年齢ごとの人口を記載してみます。
12歳 106万人
24歳 128万人
36歳 141万人
48歳 203万人
60歳 149万人
72歳 211万人
84歳 109万人
96歳  19万人
今年の出生数はコロナの影響もあり80万人を割るという試算が出ていますので、とんでもない人口構造になります。日本の人口構造を「棺桶型」と称されていますが、数値を見る限り「日本ヤバいよ」がわかりますよね。

一方で、不妊に悩む方も多く、20~40代の5人に1人は不妊で悩んだことがあるとも言われています。不妊治療はお金もかかり、体外受精で約38万円、顕微授精で約43万円といわれています。これ以外にもお金がかかるので、不妊治療経験者の89%は経済的負担を感じて不妊治療を断念される方も多いと言われています。
「子どもは未来」なのに、仕事との両立や晩婚等で少子化は歯止めがかからない状況となっています。

そうした中、今年1月1日から不妊治療の助成制度が拡充されました。
具体的には、これまで助成の対象を夫婦合わせた所得が730万円未満としていた所得制限が撤廃されるほか、新たに事実婚も対象となります。また、初回の治療は30万円、その後は1回につき15万円となっていた助成額が、2回目以降も30万円に引き上げられます。さらに現在、最大6回までとなっている回数制限についても「子ども1人につき最大6回」に緩和されます。また、政府は不妊治療への保険適用を拡大する方針で、令和4年度からの実施を目指し、どのような治療を対象とするかなどについて検討を進めることにしています。

保険代理店も婚活に取り組んでいるところがありますが、まずは子どもが授かりやすい25歳~29歳で結婚できるように婚活を推進していく必要があると考えています。2021年取り組むテーマとして婚活にも重点を置いていきたいと思いますね。