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「だけ弁当」の発想

  • 2021/11/15
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

「だけ弁当」をご存知でしょうか。

それが、ローソンが販売している税込216円の「ウインナー弁当」です。
おかずはウインナー5本だけの超シンプルなお弁当「ウインナー弁当」は、「お弁当には色とりどりのおかずが入っているべき」という常識を覆し、「ひたすら好きなものだけを堪能したい」というニーズに応えるお弁当として6月30日に関東エリア限定で発売されました。 発売初日からお弁当カテゴリーの販売数トップとなり、その後もSNSやメディアの反響にも後押しされ、販売エリアを中京・近畿にも拡大し、10月末までの販売数は約50万食となる大ヒット商品となっています。

そんな「ウインナー弁当」の第2弾として「ミートボール弁当」が販売されメディアで取り上げられていました。ウインナー同様、お弁当に入っていると嬉しいおかずの一つです。「ミートボールだけのお弁当でミートボールを思う存分楽しんで欲しい」と考え、第2弾として商品化。ミートボールの下にパスタが少し入っていますが、メインのおかずはミートボール6個だけです。

ご飯とおかずの仕切りとしてよく使われる緑色の「バラン」を省くことでもコストを抑え、美味しさにもこだわったミートボールを6個入れることに成功しました。ミートボールには、子供の頃に食べていたお弁当やデパートのレストランのお子様ランチを思い出すような、どこか懐かしさも感じるデミグラスソースをたっぷりとかけています。
キャッチコピーも「肉団子じゃない!ミートボールなんだ!」でエッジが効いています。

小ぶりのお弁当なので、お好みの麺類やサラダ・お惣菜、スープ等と自由に組み合わせて楽しめ、ドリンクと合わせても一食ワンコイン(500円)で収まるよう、ウインナー弁当同様税込216円で販売されました。

この「だけ弁当」ですが、おかずが1種類だけのシンプル弁当・第1弾「ウインナー弁当」は一人の社員の熱意により何と10年の年月をかけて発売が実現した商品だと紹介されています。運営畑一筋、毎日店舗でお客様の動向にアンテナをはっていた社員が「好きなおかずだけを思う存分食べたい!というニーズは必ずあるはず。弁当と麺類を一緒に買うお客様が多いので、その層に訴えかける商品なら必ず売れる!」「弁当のおかずの定番でありながら、主役にはなれないウインナーをメインにした弁当は他にはない」と考えましたが、商品部に開発を依頼するものの、「売れる訳がない」「見た目のバランスが悪い」「ウインナーだけでは顔にならない」という理由から却下されたそうです。

こうした背景を考えて「ウインナー弁当」「ミートボール弁当」を買って味わってみては如何ですか。

保険もコンサルティング営業でしっかり1軒複数件の申込みをいただくところもあれば、商品を絞ってネット経由で簡単に加入できるところもありますが、基本商品の「だけ」をまずは購入いただき、ここに他の商品もオンさせていくと積み木型営業も一つの手法かなと考えつつ、ミートボール弁当を食してみました。

皆さんも、「ウインナー弁当」「ミートボール弁当」を食べてみて、発想を広げてみて下さい。

VUCAの時代

  • 2021/11/08
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

今はVUCAの時代と言われています。
VUCAとは、一言で言うと「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味します。元々は1990年代後半に軍事用語として発生した言葉ですが、2010年代に入ると、昨今の変化が激しく先行き不透明な社会情勢を指して、ビジネス界においても急速に使われるようになったもので次からなる造語です。
・V(Volatility:変動性)変動性は、現代においてテクノロジーの進化や、それに伴ってさまざまな価値観や社会の仕組み、顧客ニーズなどが変化していくことを指します。
・U(Uncertainty:不確実性)この言葉は、自然環境や政治・国家、制度などの不確実さを示しています。
・C(Complexity:複雑性)グローバルなビジネス環境では、その国の法律や文化、常識などさまざまな要因が絡み合って、ビジネスを複雑化しています。
・A(Ambiguity:曖昧性)過去の実績や成功例に基づいたやり方では通用しない、曖昧性の高い世界へと突入していることを示しています。
こちらの4つの単語の頭文字をとった造語でVUCAとなります。

現代は経済やビジネス、個人のキャリアに至るまで、ありとあらゆるものが複雑さを増し、将来の予測が困難な状態にあります。グローバルの流れに目を向けても、様々な国の政治の先行きが不透明であり、今までやってきたことやスタンダードだと思われてきたことが、ここにきて崩れていっている感覚です。2020年12月22日から「風の時代」に変わったと西洋占星術で言われて多くの方々が発信されていましたが、新型コロナウイルスの流行や、地球温暖化に伴う気候変動や異常気象、台風や自身といった災害など、予測が困難な事象が次々と起こっていて、まさに風の時代であり、VUCAの時代であると思います。

「風の時代」というワードは個人的に好きなので少し触れると、風の前は「土の時代」で、遡ること220年前頃の産業革命以降続いて来ました。土の時代は、固定概念、不動産、終身雇用といった形あるものを重んじる物質主義の時代で、目に見える資産形成に価値がおかれ、実績を信用し組織の伝統を大切にする、我慢や根性が大切とされていた時代です。それに対し「風」は目に見えないように、今後は知性・コミュニケーションなど形のないものが意味を持つようになり、想像力、思考力が重要視されたり、柔軟性が必要になると言われています。

VUCAの時代には、想定外の出来事が次々と起こり、業界の概念を覆すサービスが登場するなど今までの常識が非常識になると言われています。代表例が「Uber」という新しいサービスですよね。

「VUCAに対応するために何をすべきか」で検索すると幾つか出てきたので読んでみましたが、こんな不透明な時代だからこそ、多くの外部の人達から多種多様な最新情報入手を入手し、変なキャップを被らず進むベクトルを多くの外部の人達の意見を取り入れて皆で考え、とにかくやってみるということが益々大切になってくるのだという感じが多いと思いました。

保険業界はキャップを被って勝手に限界みたいなものを決める方が多いので、もっと外部から話を聞いて、そんなにお金がかかる話ではないので諸々実証実験されたら良いと思います。外部の者として我々にも是非お声掛け下さい。

新しい保険の形を探るインシュアテック部会に参加されませんか

  • 2021/11/02
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

一般社団法人保険健全化推進機構結心会は色々な部会を創って活動をしていることをご存知でしょうか。

結心会定例会の中で開催されていた「インシュアテック」関係を「インシュアテック部会」を創設することで独立した取り組みにしています。
その第2回インシュアテック部会が11月16日午後から開催されますのでご案内いたします。

◆ 第2回 結心会インシュアテック部会スケジュール ◆
■会場 東京都渋谷区代々木3-25-3 あいおいニッセイ同和損保新宿ビル)
■日程 11月16日・火曜日
13 : 15  開会挨拶・・・ 結心会 会長 上野直昭
テーマ『新しい磁場を起こす』
13:30  『パネルディスカッション第一部』
・・・株式会社アニポス CEO獣医師 大川 拓洋 氏
   株式会社 矢野経済研究所 山口 泰裕 氏
   SEIMEI株式会社 代表取締役CEO 津崎 桂一 氏
14 : 40  休憩&集合写真撮影
15 : 00 『パネルディスカッション第二部』 
・・・ 株式会社 フィンプラネット 代表取締役 長谷部 直大 氏
SEIMEI株式会社 代表取締役CEO 津崎 桂一 氏
16 : 20  『質疑応答・意見交換』
16 : 50  『最後に』・・・結心会上野直昭
17 : 00    終了 

如何でしょうか。参加費がかかりますが、保険会社社員さんとかも興味津々の内容ではないかと思います。商品開発やDX部署の方々は参加されることをお勧めいたします。

ご存知のように一般社団法人保険健全化推進機構結心会は保険ショップの集合体として設立され、現在の保険ショップの台頭を支えて来ました。15年ほど前に誰が保険ショップが保険募集チャネルの一角を占めると考えていたでしょうか。保険を自ら考えたいという中間層と会うために「商業施設内に出店」を軸に展開しましたが、今は中間層自体が消滅。しかも、大型商業施設にわざわざ行かなくてもネットでモノが届く時代になりました。またネットで検索することで消費者の保険リテラシーは確実に高まりました。
こうした背景をもとに「新しい保険募集チャネル」の創成期が到来していると考えます。保険ショップに代わる次の「新しい保険(募集)の形」を探すために数多くのインシュアテック・スタートアップ企業との交流をインシュアテック部会を通じて理解し、一緒に新しい時代の扉を開いていきたいと考えています。

これまで結心会定例会の尺の中で開催していたインシュアテック関係を、このような形で新たに部会を創り独立させた形で定期的にインシュアテック部会を開催していきます。
まずは第2回インシュアテック部会に参加下さい!参加申込みは結心会ホームページの定例会・セミナーからお願いします。

ファミマが郵便局に無人コンビニ設置

  • 2021/10/25
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

日本郵政グループとファミリーマートは、全国の郵便局内に無人決済のコンビニエンスストアを設置することが報じられました。
 
10月に埼玉県川越市に出店し、他地域にも広げるとしていて、消費者の利便性を高め、郵便局の集客力の向上につなげる狙いです。
地方で人口減少が進むなか、無人店は過疎地などで新たな流通インフラになりそうだと
じていました。
両社は2016年に金融分野で提携しており、協業を拡大する形となります。
 
川越市の郵便局では空きスペースに無人店を設置し、商品補充は近隣のコンビニ店員が担当、買い物する場所が少ない過疎地では食品、日用品や雑貨など幅広い商品を扱うそうです。
無人店は、手に取った商品を天井などに設置したカメラや棚の重量センサーで店のシステムが把握し、セルフレジで決済する形態をとり、初期投資はかかりますが郵便局と組むことで家賃などを抑えることができ、何と言っても無人なので人件費も大幅に減らせられます。

売り上げは限られますが一定の利益が出るため、従来型のコンビニが出店できなかった場所にも進出できるとしています。
 
地方を中心に高齢化や単身世帯の増加、小売事業者の廃業が止まっておらず、農林水産政策研究所によると高齢のため出かけにくい「買い物弱者」は15年時点で推定824万人で、今後さらに増える見込みです。
 
郵便局は全国約2万4000局と、セブン―イレブン・ジャパンの店舗数(約2万1000店)を上回る規模で、しかも16年時点でコンビニが0~1店舗の307市区町村に郵便局は1197局あり、地方で生活インフラの拠点になっている実態があります。
 
一方、通常2人以上の従業員が運営に必要な現状のコンビニは過疎地で採算が合わないケースが多く、このためセルフレジ導入や移動販売を実施するなどして、人口が少ない地域での店舗運営モデルの模索をコンビニ各社は続けています。
 
ただ、過疎地で従来型の店舗の出店は難しく、無人店がコンビニ業界にとって地方での市場開拓の切り札になる可能性があるとも報じていました。
 
両社の思惑が合致し、しかも地域住民にとってはありがたい話なので、進展していくと、色々なモノやサービス等が販売できる拠点として活用できると思いますね。

保険ショップも無人店が登場しているのをご存知でしょうか。
コロナ禍で、オンライン保険相談が当たり前のようにでき、オンラインでの保険加入完結商品も続々登場するなか、無人保険ショップもいつの間にか登場しています。
保険募集チャネルは刻々と変化していっているのです。

ローソン5000店舗改装 規模から質への転換

  • 2021/10/18
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

ローソンが10月7日に発表した2022年2月期第2四半期決算によると、営業総収入3487億6800万円(前年同期比8.0%増)、営業利益267億600万円(60.0%増)、経常利益278億3000万円(87.3%増)、親会社に帰属する当期利益174億500万円(426.2%増)となったことがメディアを通じて報じられました。

徹底した新型コロナウイルス感染対策とニューノーマルにおける需要への対応をグループ一丸となって推進した結果だと報じられていました。

具体的には、設立50周年に当たる2025年に向けて策定した「Challenge 2025」を実現すべく、昨年9月に立ち上げたローソングループ大変革実行委員会のもと、事業環境の変化に合わせ、国内コンビニエンスストア事業では店舗改装や商品刷新を行うとともに、ローソングループ全体で持続的な成長に向けた中長期課題の解決、新たな収益機会の獲得や働きがいの醸成などに取り組んだ結果だそうです。

コロナ禍の中、ニューノーマルにおける事業環境の変化に対応し、よりお客の需要に対応できるよう、個々の店舗の事業環境を精査した上で、その状況に合わせた店舗改装を進め、毛結果、8月末までに約800店舗の改装を完了し、2021年度中に5000店規模の改装を進めるべく取り組んでいるそうです。コロナ禍の巣ごもり需要もあり、近くのコンビニはネクタイ派手夫も一日に何回も行っていましたが、こうした中でも次のステップに向け、大変革に取り組むあたりが凄いですね。

営業面では、すべてのお客から推奨されるローソンを目指し、「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」の3つの約束を実現するための施策を実行したそうです。こうした理念や目標を明確に打ち出すことが、こんな時だからこそ必要で、社員も求めていると思います。

具体的には、ローソンならではのおいしくかつ健康を意識した商品を開発することで、商品力を一層強化することに加えて、店舗における心のこもった接客の徹底、食品ロスやプラスチック使用量・CO2排出量の削減といった地球環境に配慮した取り組みを進めたそうです。
6月から、食品ロスの削減に向け、AIを活用した値引き販売の実証実験を一部店舗で開始したほか、7月には、CO2排出量の削減に向けて水素を燃料とした燃料電池小型トラックを東京都内の配送センターに導入したそうです。

メディアではこうした展開を「規模から質への転換」と評していました。
どこかで聞いたことがあるようなワードですよね。

保険業界でも規模から質への転換の時が来ています。お客様にしっかり寄り添うことのできる態勢整備が求められています。このことを勉強したい方は11月9日午後から開催される結心会定例会に参加下さい。参加費はかかりますが、オンラインでの参加もできますので、是非参加下さい。スケジュールや申込については結心会ホームページの定例会のページを確認下さい。
大勢の皆様のご参加お待ちしています。