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関東財務局から昨秋から今年にかけてヒヤリングした公評が発表されました

  • 2020/06/22
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
関東財務局が昨秋から今年にかけて61の代理店にヒヤリングしましたが、この公評が漸く発表されました。

題して『保険代理店との対話を通じて「見て、聞いて、感じた」こと』。
テーマからして今までとは違う内容だとわかりますね。

その想像通りの内容でしたので、いくつかご紹介します。
今回のヒヤリングについては「保険代理店との新たな対話の在り方を考える」としてこんなコメントが掲載されていました。
「関東財務局においては、これまで、保険業法等に基づき保険代理店を監督・検査する立場にありながら、保険募集の現場に出向き、直接、保険募集人(保険代理店)と対話する機会は、法令等に基づく立入検査を除いてなかった。このような、お互いの顔が見えない関係、お互いの声が聞こえない距離では、十分な意思疎通や認識の一致が図れないのではないかと考えたことから、今回、保険代理店との間において、新たな対話の機会を創り、保険代理店における保険募集の実態や体制整備の状況等に関する対話を通じて、相互理解を深めることとした。」

ヒヤリングに入る姿勢からして今回は違っていて、代理店と対話する姿勢が良く出ていて良いですね。

今回のヒヤリングのポイントも紹介されていました。
体制整備義務の履行状況
保険代理店における教育・管理・指導の状況について
体制整備義務の実効性
保険代理店における点検・監査の実施状況及びその実効性を検証
・保険代理店から見た、保険会社による保険代理店監査の実態等
・無登録募集や無届募集発生防止に向けた保険募集人管理の状況
顧客本位の業務運営
保険代理店における「顧客本位の業務運営」の取組状況について
・令和元年台風15・19号に伴う被害を踏まえた顧客対応など

関東財務局は、最近、アフターフォローをどうしているかを必ず聞いて来ますね。
ちなみに知り合いの代理店では、店舗を閉めて、現地にボランティアで行っていた代理店もありました。こうした行為こそ、顧客本位の業務運営と言っても良いと思われませんか。

最後に、今回の公評の最大のポイントをご案内します。
それは『法令等に基づく保険募集のルールの本質をしっかりと理解すること』です。
「本質」とは、『顧客のために保険募集を実現するために、改正保険業法に基づくルールを遵守するうえで、常に「お客様のために出来ること、必要なことは何なのか」などという顧客本位の視点を持つことを言う』とまで定義されています。

『ルールの本質をしっかりと理解することが重要で、ルールの本質を、しつかりと理解していれば、時間の経過に伴う状況等の変化にも柔軟かつ的確に対応できるもの。
また、ルールの本質を、しっかりと理解していなければ、それぞれの立場によって異なる解釈や考え方が生じ、それぞれの対応に差異が生じることとなる。
さらに、ルールの本質を、しっかりと理解しているからこそ、それぞれの規模や特性に応じた適切な体制整備が可能となるものと考えられる。』と明記されていました。
ここは覚えておくべきところですね。

このブログを印刷してノートに貼って常に見るようにして下さい。
「お客様のために出来ること、必要なことは何なのか」は結心会で常に取り組んでいることです。