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健康を全面に出した店舗づくり

  • 2020/11/02
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
SOMPOひまわり生命社は2025年度までに「原則全ての個人保険商品を健康増進型に切り替える」と宣言しました。このくらいの思い切りがあると面白いですね。

貯蓄性の高い一部の保険を除き、5年後までに健康増進型ではない死亡保険や医療保険の販売を順次停止し、新規契約のほぼ全てを健康増進型にするそうで、現在、新規契約に占める健康増進型保険の割合約25%を5年計画でビジネスモデルを転換するとのことです。

既に新卒採用では非喫煙者のみ採用と人事面でも健康を前面に打ち出していますが、新規契約のほぼ全てを健康増進型にすると宣言するとは明確で良いですね。

販売する健康増進型保険の名称は「インシュアヘルス」だそうです。
「設定した目標に応じた血圧や体重などの改善で保険料を引き下げ、過去の加入期間に遡って保険料の差額もキャッシュバックする商品」だそうで、喫煙者が禁煙し、BMI(体格指数、18~27)や血圧(最高140未満、最低90未満)を満たせば、最大3割引きでき、契約日に遡って還付金がもらえるとのことです。

同社が扱う糖尿病患者向けの医療保険では、定期的に健康診断の数値を提出してもらい、対象の数値が一定を保つか改善すると、1年に1カ月分の保険料を一時金として還付する保険もあり、消費者ニーズが高まっている健康増進型保険に舵を大きく切ることになります。

新型コロナもあり、消費者の健康意識は確実に高まっています。実際、生保代理店はネクタイ派手夫の知る代理店ではどこも売り上げを伸ばしています。健康を意識すると生命保険のニーズ喚起につながりお客様から保険相談を積極的に希望されるようになり、こうしたニーズがオンライン保険相談活況につながっていると思います。

この機会に「より健康を意識してもらおう」と健康チェックキットの売上も伸びています。「おしっこでがんがわかるキット」、「唾から遺伝子検査してがんリスク・一般疾病リスクがわかるキット」、「髪の毛を切って送ると栄養素チェックができるキット」が人気です。
損保代理店で生保も併売したいという方には最適で、キットを販売すれば自然に保険相談につながると好評です。自動車保険や火災保険の更改時に、ディーラーや整備工場代理店では車検の際に提案すれば、一定率購入され、販売フィーを稼ぎつつ、お客様に健康に関する気づきを与え、保険ニーズ喚起につながっています。

SOMPOジャパン社は、唾からDNAでがんリスク等がわかるキットを作っているスタートアップ企業に出資したとも報じられました。

消費者サイドでもメーカーサイドでも共に「健康」がキラーワードの今、こうした「健康」をテーマにした店舗づくりを保険ショップでは意識する必要があると思います。
イベントができない今、「健康」をテーマに店舗から色々な情報発信していくことで集客につながると思います。

保険ショップの入口や壁面に「健康に関するコンテンツ」をわかるように掲示したりされることをお勧めします。昔、保険ショップでスタッフが「白衣」着て、保険証券を診断するしというところもありましたが、白衣を着て健康セミナーを店頭のサイネージで放映するとかは良いかと思いますね。

「健康」で『何か気づきがあれば人は動く』のです!!