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オンライン保険相談がスタートして1年が経過しました

  • 2021/03/22
  • Dr.ウエノの保険コラム
東証一部上場保険代理店「アドバンスクリエイト」社がオンライン保険相談をスタートさせたのが、昨年3月18日で、ちょうど一年が経過しました。
新型コロナ禍の中、保険募集の新しい取組ということで注目を集め、その後、多くの保険代理店が「追随」し、今では「オンライン保険相談も保険代理店の業務の一つ」として完全定着した感がありますね。

あれから一年。
今年1月に発表された当該社のIRではオンライン保険相談の数が3万件を突破したと報じられました。3万人の「保険相談したくてもコロナが心配で出来なくて困っていた」お客様に保険相談ができた訳ですので、お客様の利便性は向上し、コロナ禍での新しい保険募集モデルとして一気に定着した形となりましたね。

同じ傾向は他業態でもあり、旅行代理店大手のJTBも、このほどオンラインでの接客サービスを全国の422店舗に拡大したことが報じられました。ツアー商品の提案のほか、宿泊施設などの相談に対応そうです。同社は2020年6月から一部店舗でオンライン接客を始めましたが、コロナ禍で先行きが全く見えないために、ついに全店舗でのオンライン接客に拡大させました。新型コロナウイルスの感染対策に加えて、旅先の情報に詳しい店舗で相談したいというニーズに応えたものになります。

因みに全国の保険代理店の皆様は「オンライン保険相談」ができる体制は構築されましたか。
『お客様の利便性』を考えれば、「やらない」「できない」という選択肢はありません。全代理店ができる体制を作らなければなりません。まずはここを腑に落としましょう。

では何をやるか。
一番簡単な所だとzoomの契約をしてオンラインでお客様と面談できるシステムを構築下さい。zoomですと簡単に設営できますしコストもかかりませんので、まずは通信環境を構築下さい。できましたら、代理店さんのホームページに「お知らせ」として『zoomを活用したオンライン保険相談』ができるようになった旨を告知し、オンライン保険相談の予約受付できるようにホームページを修正してみて下さい。
あとはもオンライン保険相談の際のトークスクリプト、マニュアル等を作り、お客様に画面上で説明しやすいようなプレゼン資料やツール等を作り、オンライン用のお客様ヒヤリングシートを作り、お客様の意向の把握や確認、商品の比較推奨ができるように何度がロープレをして、その模様を、折角オンラインを使っているのですから「録音・録画」して、研修振返り資料として活用し、こうした一連の作業をエビデンスとして残しておけば大丈夫です。

そんなに手間ではないので、お客様の利便性のために「必ず、オンライン保険相談」ができる体制は構築して下さい。
オンライン保険相談から丸一年経過し、今後も一定数、希望があると思いますので、出来ていないところはすぐに着手してみて下さい。