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コロナ禍でがん検診に行かなくてがんの発見が遅れる懸念が出ています

  • 2021/04/05
  • Dr.ウエノの保険コラム
コロナ禍で、がん検診にも異変が起きています。
日本がん協会が行った調査で、昨年、5つのがん検診を受けた人は、一昨年に比べ、延べ173万人ほど少なくなったことがわかりました。率にして実に3割も減少しています。

そもそも緊急事態宣言が出された昨年4月と5月は、医療機関自体が相次いでがん検診をストップさせ、受診者が激減、コロナ禍で在宅勤務の時間が長くなったこともあり、検診を受けるタイミングを逃したという方も多いようです。Dr.ウエノも2年前の3月31日にいきなりのステージ3のがん告知を受けましたが、コロナが2年前だったら確実に死んでましたね。

がん検診でがんが見つかる人は、年間約12万人と言われています。検診控えによってがんの発見が遅れる懸念が出ています。日本対がん協会では「少なく見積もっても1万人のがんが未発見になる」との見解を示しています。

がんは早期発見が一番!です。
前述しましたが、Dr.ウエノもちょうど2年前にうがいをしたら血が出たので、病院に行き、医師から「どうしたの」と聞かれ、「うがいをしたら血が出たので喉を見たら酷い口内炎が出来ていたので来ました」と答え、医師から「口、開けて」と言われ口を開けたら、何と1秒で「あー、悪性のステージ3の中咽頭がんですね」と「がん告知」をされました。本人は全く自覚症状がなく、いきなりの「ステージ3」のがん宣告は正直ほんの少しだけですがビックリはしました。喉のがんでしたが、おそらく検診に毎年行っていれば「ステージ1」くらいで発見されたのではないかと思います。ステージ1くらいだったら、抗がん剤と放射線治療で時間もかけずに治ったと思いますが、ステージ3までになっていると簡単には行かず、結局1ヶ月半の入院で喉を切ってがんを切除する手術をしました。

日本対がん協会では「抗がん剤治療が難しいような進行したケースで紹介される患者が増えた印象がある」として、その要因の一つとして検診や受診控えを指摘しています。

がん手術後の定期受診を予定していた患者がコロナ禍で「どうしても外出したくない」として自宅療養していたらがんの転移が拡大したという事案も発生しているそうです。幸い、Dr.ウエノは定期的に受診していて転移はないことを確認していますが、コロナに罹ると死に直結する既往症をお持ちの方は病院に行くこと自体、躊躇しますよね。

こんな時、役に立つのが保険代理店です。
保険代理店の皆様は、お客様とお会いされる際に、是非こうした話をして、検診・受診を勧めて下さい。保険に係る仕事をしているのですから、こうした話をしてもお客様から不審がられることはないですし、むしろ歓迎されると思います。

こうしたことも保険代理店の使命の一つだと考えます。
さあ、今日も使命を果たすべくお客様としっかり向かい合って色々な提案をしていきましょう。これこそが、お客様に寄り添う保険代理店の姿だと考えますよ。