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保険の謝絶案件だけを集めたP2Pに関心ありませんか

  • 2021/07/19
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
新型コロナウイルスの感染再拡大で広がる飲食店などのキャンセルに伴う損失を補償する保険をフィンテックベンチャーのフィナテキスト(東京・千代田)が近く発売することが報じられました。フィナテキスト社は結心会定例会のインシュアテック部会の尺でパネルディスカッションにも登壇いただいた企業様になります。
 
今回の保険は、キャンセル料を設定している店が予約サイトに保険機能を後づけし、利用者が予約と同時に保険に加入する形となります。
キャンセル料が補償できれば、キャンセルせざるを得なくなっても店と利用者双方の損失を抑えることになって良いですよね。
 
例えば当日キャンセルすると全額支払う必要があるコース料理などを予約する場合、予約サイトで料金の1割といった保険料を上乗せして予約するというスキームとなり、追加の情報入力は不要だそうです。
 
フィナテキストが事業者のサイト上に保険機能を提供し、保険はグループ会社のスマートプラス少額短期保険が引き受けるとしています。
 
コロナに起因する飲食店のキャンセルを補償する個人向けの保険商品は大手損保で取り扱いがありません。こうしたフィンテックベンチャー事業者の活躍の場は今後、益々増えると考えています。

一般社団法人結心会でも新しい保険に取り組もうと、前回の結心会定例会のインシュアテック部会のパネルディスカッションに参加いただいたFrich株式会社様と一緒に「体況等が理由で保険加入を謝絶された方を集めてP2Pの組成ができないか」に取り組むことにしました。

傷害保険でも高齢者の傷害保険は段差のないところでもつまづく可能性が高く、しかも骨折したら回復が長引くので、結果、事故率も支払い保険金額も高額になることから引受できないところがあります。医療保険等での引受も病歴等で謝絶されるケースがあります。
こうした「謝絶案件」を保険代理店から集め、謝絶された方でP2Pのプラットフォームを作り、保険を組成することができれば、お客様にとって、こんなありがたいことはないかと思います。

これを一般社団法人結心会所属代理店でまとめて行けばそれなりの「数」が集められ、しかも北海道から沖縄までの会員が実施することで「全国」から謝絶案件を集めることができるので、やってみたいと考えています。

ご関心のある方は、8月4日から東京・新宿のあいおいニッセイ同和損保社新宿ビルで開催されます第51回結心会定例会に参加下さい。
「謝絶のお客様にP2P保険という選択肢を」というテーマでお話しいただき、本取り組みの説明と参加者からの意見交換をしていきたいと考えています。参加希望の方は結心会ホームページから申込できます。
まだ意見交換の段階ですが、関心のある方は是非参加下さい。
メーカーである保険会社でカバーできないところを販社である保険代理店で変えて行ってみましょう。