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高齢化社会の解決策を構築し将来の経営の柱とする

  • 2021/09/21
  • Dr.ウエノの保険コラム
敬老の日ということで全国の100歳以上の高齢者数の発表がありました。
現在、全国の100歳以上の高齢者は何と8万6510人と昨年より6060人増え51年連続で過去最多を更新したそうです。昭和45年の100歳以上は310人だったのが、今では8.6万人余りと実に51年で279倍に延びたことになります。

また、人口10万人当たりで見た100歳以上の高齢者の人数は島根県が134.75人と9年連続で最も多く、次いで高知県が126.29人、鹿児島県が118.74人、一方、最も少なかったのは32年連続で埼玉県で42.4人、次いで愛知県が44.42人、千葉県が49.12人となっているそうです。ご長寿おめでとうございます!!
 
9月15日までに100歳以上になる人の全体の88%にあたる7万6450人が女性で(男性は1万60人)、最高齢は福岡市に住む118歳の田中カ子(かね)さんだそうです。
明治36年生まれの田中さんは「存命中の世界最高齢」としてギネス世界記録にも認定されていますが、田中さんの目標が「120歳まで元気に暮らすこと」だそうですから凄いことだと思います。

総務省がまとめた2021年9月15日現在の人口推計によりますと、日本の65歳以上の高齢者は3640万人で過去最多を更新し、総人口に占める割合も過去最高の29.1%で、世界で最も高くなっていることも報じられました。
男女別に見ますと、男性がおよそ1583万人、女性がおよそ2057万人で、女性が474万人多くなっています。

第2次ベビーブーム期(1971年から1974年)に生まれた世代が65歳以上になる2040年には、この割合が35.3%になると想定されていますが、こうした数値を気に掛けることなく、まずは「シニアを元気にする方法等々を構築していくこと」が今は大切かと思います。

調剤薬局をベースとした予病・未病対策、地域の整備工場のショールーム等を活用したシニアの認知・体力測定と測定からわかった部位を鍛える運動を継続して取り組むこと、麻雀大会開催での認知症予防等々を結心会でも取り組んでいますが、取り組むことで何らかのビジネスモデルが構築できると信じています。
これができれば、次はどうするかというと、日本に続いて高齢化社会を迎える全世界にこの解決策を発信するのです。未病・予病を含めたシニアを元気にする取り組みそのものを海外に「輸出する」ことで大きな収益を作ることができるのです。

ここが高齢化社会に取り組むポイントかと考えています。
そのために色々と実証実験をし、ありとあらゆることを試す必要があります。地域の保険代理店がこうした活動をすることで、必ず高齢化社会を支えるビジネスモデルを構築することができると考えています。こうした未来を見据えて全国各地の保険代理店が手を組んで高齢化社会に対する解決策を講じていく必要があります。

地方の代理店の周辺には高齢者が多いですが、これはチャンスなのです。積極的な高齢者支援を色々と取り組み、各地の代理店と情報共有し、完成版を構築していきましょう。未来の大きな収益源となることは間違いないと思いますよ。