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保険ショップも専門店化の時代?

  • 2021/09/21
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
ここ最近、街中で「餃子専門店」「たい焼き店」「唐揚げ専門店」「たこ焼き店」「チーズ専門店」などを見かけることが増えたと思いませんか?イートインスペースはなく、買って持ち帰る形態のお店です。特に駅前エリアで見かけるようなお店は、行列になっていることも珍しくありません。ちょっと前までは行列ができる店舗は「タピオカ専門店」でしたが今は昔、アッという間に消えてしまい、別の専門店が入っていますね。では、一体なぜ街角のテイクアウト専門店が人気を博しているのか、考えてみたことがあるでしょうか。

まず、こうしたテイクアウト専門の店舗は、ちょっとしたスペースで開業できるのがポイントです。コンビニはだいたい40~50坪が必要とされています。小さな飲食店でも10坪以上はないと難しいと思いますが、世の中には5坪や8坪といった中途半端な物件もあります。この小さなスペースでできる商売がこうした「専門店」になります。こうした専門店にどういう理由で訪れるのかという調査を見たことがありますが、「たまたま」だったり、「そこに店があったから」だったりと多くの人が「高いモチベーションを持って買いに来ていない」点にも特徴があります。ネクタイ派手夫は甘党なので大阪に行くと「御座候」の店舗を見つける度に「赤2つ」と注文しますが、それも「たまたま」での購入が大半です。確かに「今日はたい焼きを買うぞ!」と意気込んで買いに行くことは、あまりなさそうですよね。たまたま通りかかった道沿いに店舗があり、「お、たい焼きか。1個買ってみようかな?」くらいの気持ちで買うのではないでしょうか。

だからこそ、これらの小スペースな店舗は立地が重要です。わざわざ行かない店、モチベーション高く買いに行かない店なので、業態としては吸引力が強くない業態ということになります。そうなると、まずは目につくところに出店するのが肝心です。

であるならば、保険ショップの小型出店も今だと旬かと考えています。保険ショップもわざわざ来店されることは少ないので、ふと「医療保険ショップ」「がん保険ショップ」「ネット系自動車保険ショップ」「火災保険ショップ」といった店舗があれば寄られる方はいると思います。医療保険だけであれば資料も少なくて済みますし、お客様の意向確認、意向把握も簡単で、比較推奨も容易でスタッフも少なくて済みますし、自動車保険や火災保険は満期が近い人が来店されることが想定されますので、決まるのが早く、収益性が高いと考えます。

更に保険ショップの「強み」であった「複数の保険会社を取り扱う店舗」から「1社しか取り扱わない店舗」にしても良いと思います。アフラックショップや昔はアリコいいなショップなるものがありましたが、1社の商品でしかも医療やがんに特化すれば、会社帰りに相談に来て翌日の会社帰りに契約というストーリーもできると思います。

「専門店」が伸びる今、保険ショップも5坪くらいのにぎやかな場所の隙間をついて、医療、がん保険特化、更に1社専属保険ショップ出店を検討されて如何ですか。「サテライトショップ」だと考えて、朝夕の出勤時間帯にシフトを多く組んで、日中や土日は1人体制でイケると思います。

保険ショップも飲食店や小売業と同じです。世の流れを見て時流に乗ることが肝要ですよ。
取り組んでみたい保険会社の方、ご一報下さい。