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保険ショップもコロナ禍により人の心理を理解した店舗運営を

  • 2022/02/21
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
新型コロナウイルス禍で苦境が続く外食大手が店舗を大幅に見直していることが報じられていました。

すかいらーくホールディングスはファミレスの「ガスト」、「ジョナサン」、「バーミヤン」など2022年に改装・新規出店する約360店の全店に「カウンター席を導入」するそうです。1店舗平均5~6席で、電源コンセントも備えるようにするそうです。都内でたまに利用しますが、電源が使えて個室的なスペースは助かりますよね。

すかいらーくHDはコロナ禍で「個人客の獲得」に腐心してきたそうで、個人客が気軽に注文できるように、2020年春にタッチパネルのメニューを導入、2021年2月には持ち帰りと宅配の専門店を初めて開店。また、テレワークなどで増える昼間の個人客の定着を図るため、ガストでは2022年1月末から全店でランチ時間帯のセットドリンクバーを値下げし、ランチメニューも拡充してきたそうですが、サービスと並行して店舗設備の見直しも急いでいて、2021年6月に公募増資などで約430億円を調達し、うち100億円を2023年末までに既存店の業態転換や店舗改装の設備投資に充てる方針だそうです。特に、ボックス席の拡大や席間を広げるなどレイアウトの変更を進めてきたそうで、カウンターの導入で変化する客層に合った店舗設計に変えるとしています。顧客を「個客」として見方を変えているそうです。最近は一人焼肉とかも人気ですので、「お一人様」が多くなっている時代にマッチした展開だと思います。

コロナ禍で大人数での外食需要は減少して、1組当たりの予約数は3人程度とコロナ前(5~6人)から減り、足元でも「まん延防止等重点措置」により4人以内での会食を求められています。飲食店へ「安心感」を求める消費者も増え、リクルートが21年11月に実施した調査によると、消費者が店選びで気にすることは、「きちんと換気がされているか」(54.7%)が最も多く、次いで「席の間隔が空いているか」(53.7%)だったそうです。コロナ前ではなかったニーズですよね。

人のニーズって、こんなにも簡単に変化するのです。しかし、こうした要望に応えていかないと保険ショップへの来店も減ると考えます。

多くの保険ショップでは飲食店同様にパーテーションを設置したり、大抵3つほどあるブースの内、真ん中のブースは使用しないようにして空間を空けたり、ブース自体の席は夫婦とお子様も入って十分な横幅が取ってありますが、お子様同席はしばらくNGにする、あと当然ですがお客様が帰られたら机やいす等は除菌するとか実施していますが、更に「コロナ対策万全です」を見える化させる必要があると思います。取り扱い方針や個人情報の取り扱い等々についてはスタッフがお話しするのではなく動画を見ていただくとかに変更したところもあります飲食店と同等なコロナ対策を講じてこそ、地域住民の健康と安全等を守る保険代理店の一義を達することができます。

更に「個客」の保険相談取組を推進するために工夫が求められていると思います。
「個客」専用にブースに一脚の椅子だけを準備して荷物入れを併設するとかして「お一人様専用ブース」と表記してみるとか、トライアルで実施されてみては如何でしょうか。

「ここまでやるか」の気持ちで対処することでお客様のニーズをしっかりつかんで行きましょう。