メルマガ一覧

3月の宮城・福島地震での地震保険支払いが6年前の熊本地震超えに

  • 2022/04/18
  • Dr.ウエノの保険コラム
3月16日に起きた宮城県と福島県を中心とした地震による家屋損壊で、損害保険会社の保険金支払件数が2016年4月の熊本地震を超える可能性が出てきたと報じられていました。

日本損害保険協会が発表した3月31日現在の事故受付件数は21万9204件と、熊本地震で保険金支払いに至った件数21万4003件を突破したそうです。背景にあるのは地震保険に加入している世帯の増加で、熊本地震前の2015年の世帯加入率は熊本県では約30%だった(2020年は約43%に上昇)のに対し、今回の主な被災地である宮城県の世帯加入率は2020年時点で約52%と全国平均(約34%)を大きく上回っていることが要因とされています。

2020年における地震保険の世帯加入率は33.9%です。2019年の世帯加入率は33.1%だったのでわずかながら上昇しています。都道府県別での地震保険世帯加入率は次の通りです。
20220421.png

損保の代理店って、こんな統計表お好きですよね。皆さんの地域の加入率は如何ですか。東日本大震災があった宮城県が全国トップの51.9%でダントツ、2位は熊本県の43.5%、3位は愛知県の43.3%となります。南海トラフ地震が起こると言われている和歌山県で31.0%、高知県で27.8%、徳島県で31.5%といずれも平均値以下で、もう少し防災意識をもって保険代理店がお客様に地震保険の提案された方が良いと思いますね。

地震大国日本で地震保険は不可欠な保険商品です。こうしたニュースを保険代理店がチラシにして既存の全ての契約者に郵送するくらいの『アフターフォロー』があっても良いと思いますが如何ですか。

お客様への情報共有も保険代理店の役割です。お客様への『アフターフォロー』としてこうしたニュースを常に発信していく態勢を構築下さい。ニュースを作ってくれる業者もありますので、紹介して欲しいという方はご一報下さい。保険代理店が求められている態勢整備の一つを補完できますよ。