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ふるさと納税は自販機を使ったり旅先で入ったりと工夫が進化しています

  • 2022/04/25
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
御殿場市は、同市へのふるさと納税ができる「自動販売機」を御殿場プレミアム・アウトレットに設置したことが報じられました。同市によると、全国のアウトレットモールで初めてで、返礼品は施設内の飲食店で利用できる食事券で、寄付額の3割相当の食事券引換券が発券され、納税者は同案内所で引き換え、フードコート内を含む飲食店31店舗ですぐに利用できるそうです。「すぐに」「その場で」使えるという考え方は良いですね。

利用者は自販機の液晶ディスプレーで寄付額を選び、住所や名前を入力するか運転免許証を読み取らせ、クレジットカードで支払う仕組みだそうです。税控除に必要な受領証明書は後日郵送されるものになります。但し、制度の仕組み上、御殿場市民は返礼品を受け取れないことになります。

同市は昨年12月、市内のゴルフ場3カ所にふるさと納税自販機を設置して、2月までに計約1209万円が寄せられたそうです。納税金額のレシートをフロントに持参すると寄付額の3割相当のプレー補助券を受け取れ、その場で使うこともでき、好評とのことです。

ふるさと納税は「やりたいけどやり方がわからない」、「返礼品を選ぶのが面倒」という方も多いので、御殿場市に行って富士山を見ながら自然環境の良さを感じた人たちが、その場で簡単に自販機でふるさと納税できて、しかも、その場で使えるという手法は大変面白いと思います。

更に、山梨県笛吹市ではふるさと納税の進化系といわれる「旅先納税」を始めたことも報じられていました。 笛吹市が導入した「旅先納税」は、ふるさと納税を寄付した人が電子商品券を返礼品として受け取ることができる制度だそうです。

スマートフォンで納税者情報を入力することで、1万円の寄付ごとに3000円分の電子商品券が届き、自由に買い物をすることができ、しかも市内の飲食店や宿泊施設・ワイナリーなど61の施設で利用できるそうです。

一般的なふるさと納税は、寄付額に応じて、自治体のカタログから選んだ返礼品が自宅に届きますが、「旅先納税」では寄付した人が、自治体に足を運んで、特産品を手にすることが魅力で人気だそうです。

このふるさと納税の自販機販売、旅先納税は、大変参考になる事例だと思います。昔、自販機で保険を販売するという企画をしていましたが、時代が追いついてきた感じがしています。

保険ショップも小売業としてモノの販売方法について、もう少し知恵を絞る必要がありますね。