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損保代理店の皆様、保険事務所の看板を「ほけんのマルシェ」に変えましょう

  • 2022/07/19
  • Dr.ウエノの保険コラム
コンビニなどに代表されるフランチャイズチェーン。このビジネスモデルは、本部が、一定のお金を払った加盟店に「共通の店名やロゴなどの使用」を認め、どの店でも「同じサービスや商品を販売」し、「経営ノウハウを提供」するというものですが、いま飲食業界では、フランチャイズの一般的な要件をあえて緩めることで、フランチャイズ店でありながら個性を打ち出そうという動きが広がっています。

テイクアウトの海鮮丼を主力商品とするチェーン店は全国で約380のフランチャイズ店を展開しています。東京・江東区にある店の名前は「丼丸」。一方、福島県郡山市にあるフランチャイズ店の名前は「丼マルシェ」。同じチェーンでも名前が違います。このフランチャイズ店の本部は、海鮮丼さえ提供すれば、店の名前はオーナーの自由だとしています。
更に、この運営会社では、店名だけでなく販売する商品もオーナーの自由にしました。例えば福島のフランチャイズ店では2月から、海鮮丼に加えてコッペパンも売り始めました。
店のオーナーさんは、近隣にコッペパンの専門店がなかったことに目をつけたそうです。他のフランチャイズ店では、焼き鳥や、から揚げ、そばを販売するところもあり、売り上げが拡大しているといいます。海鮮丼とチェーン運営会社社長は「時代の変化はわれわれの想像する以上に速い。(経営を)自由にやって結果を出してもらえればいい」とコメントされていました。

また、神奈川県伊勢原市にあるラーメンのフランチャイズ店は、現在22あるフランチャイズ店に対し、ラーメンの味を守れば店名は自由とし、営業時間や店舗のデザインもオーナーに委ねました。運営会社は「(営業時間などを)一括にするとフランチャイズ店のほうもかなり負担がかかると思うし、その店の特徴をいかに出すか、地域の方に愛されるかが、いちばん大事」とし、更に飲食業界の人手不足が課題になる中、深夜労働をなくし休日も確保することで、従業員が働きやすい店舗を目指そうとしています。

このビジネスモデルは、本店の知名度を生かせないことや、独自の店舗運営でお客を集められなければオーナーの自己責任になるといったリスクもありますが、一方でオーナーの個性や力量によるところも大きく、やりがいにつながりそうでだと報じていました。

我々の業界にも保険ショップはあり、大手はFCで加盟金と毎月のロイヤリティを取られますし、店舗新設する場合にはコストもかかります。保険ショップもフランチャイザー、フランチャイジーとの契約になりますので、諸々制約がありますが、こうした中、新しい取り組みを展開しているのが「ほけんのマルシェ」です。「花キューピット」のような所謂ボランタリーチェーンで、「当面の間は」ロイヤリティとかは取りません。単純に看板を統一してブランドを作ることを目的に立ち上げられています。

そのため現在、〇〇保険事務所といった看板を「ほけんのマルシェ」に変える損保代理店が増えています。看板を変えるだけでお客様は「保険ショップを始めた」と勝手に思っていただけて、生保相談につながります。
損保代理店の統廃合が進んで来ましたが、1代理店10億円にしなくても、生命保険の手数料で2000万円くらいコンスタントに取っていれば生き残れますので、生保を頑張ってみたいという損保代理店には絶好のアイテムかと思います。

看板を変える、名刺を変えることで少しお金がかかりますが、「ほけんのマルシェ」の統一ブランドで集客等につながります。「ほけんのマルシェ」、関心を持たれた方は是非ご一報下さい。まずは100店舗を目指していきたいと思います。