第284号 「正義の反対語は」 -2024年 6月 24日配信

「正義の反対語は」

「ほめ達」がお伝えしている内容の一つに、
「間違い」と捉えるのではなく「違い」であると理解しよう、というものがあります。

「間違い」ではなく、「認識の違い」である。
人は、その人が理解・認識した通りの判断と行動をする。
「間違い」として決めつけるのではなく、相手の認識を理解した、
自分には無かった新しい認識を仕入れたと考えるのです。

そして、
「自分と他人とは絶望的なほど違う」のです。
人によって、言葉や物事に対する認識は、様々です。

「普通に考えると」「常識で考えると」、この「普通」や「常識」も、
時代によって変化していくもの、移ろっていくものです。
自分にとっての「普通」や「常識」に縛られないこと、
これも「ほめ達」として意識しておきたいことです。

「正義の反対とは、悪ではなく、正義の反対は、もう一つの正義」なのです。

正しさと正しさがぶつかり合うと、大きなエネルギーの諍いが生じます。

「ほめ達」が目指す世界は、「誰もが尊敬し合える世界」です。

まずは相手が認識している「正しさ」を理解していくこと、
これが「ほめ達」なのです。

また、諍いにならない関係性の中で用いられる、
「正しいこと」は時に、人を傷つけ、相手のモチベーションを大きく下げます。
これも、心しておきたいことです。

今日の「ほめ達」メッセージは、自戒を込めた、自分自身へのメッセージでもあります。
皆さんには、思い当たることなどはないでしょうか。

一度、「正しさ」から離れてみる。
すると、違う景色が見えてくる、そんな気がするのですが、
皆さんはどう思われますか。