第286号 「相談すると深まる」 -2024年 7月 22日配信

「相談すると深まる」

先日、あるお祝いの会の幹事役になってくれないかと相談されました。
そのご相談いただいた方は、これまでのお付き合いの中で、
何事に対しても、細やかに準備を整える方だったので、
私の出番はあるのだろうか?と思いましたが、
少しでもお役に立てるならば、とお引き受けしました。

還暦を祝う食事会、まずは日程を決めるところからのスタートです。
半年前からご本人と、そのご家族、幹事の日程を調整し、
開催候補日が数日に絞り込まれました。

次は、開催の規模の決定とレストランの設定です。
発起人のお考えは、本当に気のおけない、10名程度の仲間だけでというものでした。
私もそのお考えに共感し、お祝いの会の規模が決まり、
会のイメージができた瞬間に会場が決まりました。

会場候補は、お祝いの主役も、幹事役の二人も大好きなレストランです。
日程の候補日とすり合わせ、予約も完了、次はメンバー選定に。

規模とイメージが明確なので、迷いなくメンバー候補が決まり、
会のご案内にも、皆さんから間髪入れずのお返事をいただきました。
さすが、このメンバーに!とイメージした皆さんです。

長くなるので、会の詳細については、ここまでにするのですが、
今回のメルマガで何をお伝えしたいのかというと、
このお祝いの会で、私は幹事役として、ほとんど何もしてなかったということなのです。
どういうことか、
会の準備、会場の手配や予算の決定、プレゼントの準備、
当日のタイムスケジュールや座席表、その他、あらゆる細かいことを
もう一人の幹事の方が、全て完璧にご準備されたのです。

ところが、
もう一人の幹事の方が、何もしていない私に対して、
こちらが恐縮するぐらいの感謝をしてくれているのです。

何に対して感謝をしてくれているのか、不思議に思い聞いてみると、
今回の会の実施にあたって、不安がいっぱいあり、
日程や規模、会場、参加者候補など、一つのことを決めるたびに、
どうすればいいのか分からなかった。

それを私に相談すると、
「それ、すごくいいと思います」「その案で行きましょう」「完璧です!」
「さすがです!」「ここは、どうしますか?」「やっぱり、〇〇さん、すごいですね!」
こんな返事が返ってきた。
相談する相手がいたから、安心して進めることができた、
本人や参加者の皆さんに喜んでもらえるアイディアが出てきた、
このように話していただきました。

相談すると深まる。
そして、絶対安心な相談相手を見つけると、
一気に前に進むのですね。

さぁ、「ほめ達」な相談相手を見つけて、
どんどん相談してみませんか。
人生が前向きに進み、そして、深まりますよ。