「相談すると深まる」
先日、あるお祝いの会の幹事役になってくれないかと相談されました。
そのご相談いただいた方は、これまでのお付き合いの中で、
何事に対しても、細やかに準備を整える方だったので、
私の出番はあるのだろうか?と思いましたが、
少しでもお役に立てるならば、とお引き受けしました。
還暦を祝う食事会、まずは日程を決めるところからのスタートです。
半年前からご本人と、そのご家族、幹事の日程を調整し、
開催候補日が数日に絞り込まれました。
次は、開催の規模の決定とレストランの設定です。
発起人のお考えは、本当に気のおけない、10名程度の仲間だけでというものでした。
私もそのお考えに共感し、お祝いの会の規模が決まり、
会のイメージができた瞬間に会場が決まりました。
会場候補は、お祝いの主役も、幹事役の二人も大好きなレストランです。
日程の候補日とすり合わせ、予約も完了、次はメンバー選定に。
規模とイメージが明確なので、迷いなくメンバー候補が決まり、
会のご案内にも、皆さんから間髪入れずのお返事をいただきました。
さすが、このメンバーに!とイメージした皆さんです。
長くなるので、会の詳細については、ここまでにするのですが、
今回のメルマガで何をお伝えしたいのかというと、
このお祝いの会で、私は幹事役として、ほとんど何もしてなかったということなのです。
どういうことか、
会の準備、会場の手配や予算の決定、プレゼントの準備、
当日のタイムスケジュールや座席表、その他、あらゆる細かいことを
もう一人の幹事の方が、全て完璧にご準備されたのです。
ところが、
もう一人の幹事の方が、何もしていない私に対して、
こちらが恐縮するぐらいの感謝をしてくれているのです。
何に対して感謝をしてくれているのか、不思議に思い聞いてみると、
今回の会の実施にあたって、不安がいっぱいあり、
日程や規模、会場、参加者候補など、一つのことを決めるたびに、
どうすればいいのか分からなかった。
それを私に相談すると、
「それ、すごくいいと思います」「その案で行きましょう」「完璧です!」
「さすがです!」「ここは、どうしますか?」「やっぱり、〇〇さん、すごいですね!」
こんな返事が返ってきた。
相談する相手がいたから、安心して進めることができた、
本人や参加者の皆さんに喜んでもらえるアイディアが出てきた、
このように話していただきました。
相談すると深まる。
そして、絶対安心な相談相手を見つけると、
一気に前に進むのですね。
さぁ、「ほめ達」な相談相手を見つけて、
どんどん相談してみませんか。
人生が前向きに進み、そして、深まりますよ。