第290号 「言葉の剪定」 -2024年 9月 23日配信

「言葉の剪定」

最近出たばかりの本で、とっても面白いものを見つけました。

タイトルが
『あんなに可愛い猫ですら嫌う人がいるのにみんなから好かれようなんて不可能です。』

著者は、Xでのフォロワー数が8万人を超えるインフルエンサーの「しろねこ」さん。

心が軽くなるような、短い言葉たちが、解説とともに紹介されています。
「ほめ達」の講義の中で時々お伝えする「お地蔵さん」の話と近いものも紹介されいて、
思わず吹き出してしまいました。

この本のタイトル通り、
他人が自分をどう思っているのか、そればかり気にしていては、疲れてしまいますよね。
むしろ考えたいのは、自分自身が、どう在りたいかではないでしょうか。
歳を重ねるごとに、人として成熟、成長していきたいですよね。

そのためにお薦めしたいのが、「言葉の剪定」です。

あれ、「言葉の選定」ではと思われた方、正解です。
選ぶという点では同じなのですが、イメージとしては、
自分という木の幹から生えて現れてくる、言葉の枝葉を整える。
良き枝や葉や花となる言葉は残し、
悪しき枝葉となる言葉は剪定していく、使わないようにしていくのです。
自分を客観的に外から観察して、枝ぶりや花の付け方を確認して、整える。
これらのことを意識しないで生きていくと、
荒れた庭やジャングルのようになってしまいます。

「言葉の剪定」意識されていますか。
庭園を整備するように、自分が使っている言葉の雑草取りされていますか。
刈り取りたい雑草は、どのような言葉でしょうか。
残したい花のような言葉は、どのような言葉でしょうか。
一度考えてみませんか。