第291号 「息を交わす」 -2024年 10月 14日配信

「息を交わす」

「ALOHA!」(アロハ!)
家族全員でハワイで集合。
これは20年来の夢なのですが、まだ実現していません。
2019年に、来年こそ!と予定していたのですが、叶いませんでした。

話は変わって、
先日のブログで、「リアルで会う機会を増やしたいですね」、
という記事を投稿したところ、想定した以上の賛同のコメントをいただきました。

3年以上、リアルでの交流が制限されたコロナ禍収束から一年が経ち、
あらためて気づいたことがあるのではないでしょうか。
それは実際に同じ場所に集い時間を過ごす、リアルで会うことの価値です。
息を交わして時間を過ごす。

オンラインの便利さや価値、可能性を否定するわけではありませんが、
カメラやマイクを通さずにコミュニケーションすることの価値。
オンラインでは、誰も話さないという状況は、あり得ませんが、
リアルでは、そんな状況も成立します。

存在を確認、アイコンタクトするだけで成り立つコミュニケーションがあります。
むしろ、非言語の意思のやり取りの方が重要な場面もあるでしょう。
息を交わすことが、一時的に当たり前でなくなったからこそ、
その意味と価値を大切にできるかも知れません。

ハワイ語で「息」のことを「Ha(ハー)」といいます。
「一緒になる」、「交わす」ということを「Alo(アロ)」というのです。
合わせた言葉、それが
「ALOHA(アロハ)」なのです。

ハワイでは、「息」がとても大切かつ重要なものだとされているそうです。
息そのものが命と考えられているようです。
日本語の漢字の「息」も分解してみると、「自」らの「心」と書きます。
息とは、すなわち、自らの心なのです。
息を交わし合うとは、お互いの心を交わし合うこと。

息の合う人と、息を交わし合えば、
それは「ALOHA(アロハ)」、
ハワイに行かなくても、その場所が地上の楽園に変わります。

リアルで、大切な人に
「ALOHA(アロハ)」と挨拶して、
その意味を伝えていきませんか。