「10万円は高いか?」
値段として、10万円は高いと思いますか?
いきなり、こんな質問をされても困りますよね。
その10万円が、何に対する値段なのかが分からなければ、判断することはできません。
あくまでも、これは私の価値観ですが、
例えば、一回の食事代、一人分ならば目の玉がとび出るほど高価ですし、
一週間のヨーロッパ旅行にかかる費用ならば、安いということになります。
ところが、ある人たちにとっては、
一回の食事代が10万円でも安いということもあるかもしれません。
これは、実際に関西の超高級ホテルのコンシェルジュさんから聞いたお話です。
あるお客様から、接待の場として、ステーキレストランの予約の相談を受け、
一人8万円のレストランを予約したところ、叱られたことがあったそうです。
そのお客様が接待する相手は、海外からプライベートジェットで
神戸牛を食べるためだけに日本にこられるような大富豪で
最低でも一人25万円のレストランにご案内しないと失礼になるような方だったのです。
それ以来、コンシェルジュの方は必ずご予算を聞くようにされているそうです。
この例は、極端だとしても、
値段というものは、相対的なものです。
ある金額に対して、高いと感じるのか、安いと感じるのか、
それは人それぞれの価値観によって決まっています。
例えば、あなたにとって、価値ある10万円とはどのような使い道でしょうか。
降ってわいた10万円ではなく、
苦労して貯めた10万円、虎の子の10万円をどのように使いますか?
使い道を「5分以内」に決めなければ、その10万円そのものが没収されるとなったら、
あなたはどのような決断をするでしょうか。
それが、30万円ならば、100万円ならば・・・。
一度考えてみませんか。
そして、最後にお伝えしたいこと、それは、
持っているお金の使い道は、「〇〇年以内」(余命以内)に決めないと、
どれほどの財産があったとしても、それは全て没収となります。
ゆめゆめ、お忘れなきように。