「頼られるという贈り物」
「ほめ達」になって、一番変わったことは、
「助けてもらうという強さ」を身につけたことです。
それまでは、助けてもらう=弱さ、というイメージがありました。
だから、人に弱みを見せてはいけないと強がり、意地を張り、見栄を張って生きていました。
それが、あるご縁から学びの機会を得ることができて、
周りの人の力を借りてでも成し遂げたい使命と出会い、志が生まれました。
その志と向き合う中で、自分一人でやれることの限界に気づき、
周りの人の力を借りたり、助けてもらったりすることに抵抗がなくなりました。
自分を卑下することなく、助けてほしいと素直な気持ちで、
人に頼ることができるようになりました。
そのためか、頼りにされることがすごく嬉しいのです。
頼ってくれる人の力になりたいという気持ちが、純粋に高まっています。
私にとって、頼られるということは、最高の贈り物をいただくようなものです。
「人は弱いもの、だからこそ、強くなれる。」
人間は、生物としては非常に、弱く、儚い存在です。
母の胎内で十月十日過ごし、やっと生まれ出ても、
最低でも2年間は、いやもっと長い期間、
生物として一人では生きていけない。
全ての動物の中で、成体になるまで異常に時間がかかる生き物なのです。
頼り、頼られないと生きていくことすらできない、そんな存在です。
だからこそ、家族が一緒に生活し、コミュニティを形成し、社会の中で共に生きていくのです。
弱いからこそ、強くなれる。それが人間なのです。
頼ることは、相手に迷惑をかけることではなく、贈り物を渡すようなものです。
私は、この贈り物を沢山いただける人になりたいと考えています。
あなたも誰かに「頼る」という贈り物を渡してみませんか。
それは、どのような贈り物なのでしょうか。
さぁ、誰にどんな頼みごとをしてみようか、考えてみませんか。