第315号 「誰かの人生の名脇役を演じる」 -2025年 10月 13日配信

「誰かの人生の名脇役を演じる」

自分の人生の主役は自分自身である。
よく使われる表現です。

この考え方も素敵なのですが、
さらに視点を変えて、
「誰かの人生の名脇役を演じる」ことを
意識してみてはいかがでしょうか。

映画やドラマを観ていて、
心に残るのは必ずしも主役とは限りません。
主役の魅力を引き立て、物語に深みを与える“名脇役”の存在があるからこそ、
感動が生まれます。

『ビリギャル』で子どもの夢を支えた「母親」。
『ファインディング・ニモ』で、ピント外れながら主人公を導いた「ドリー」。
『アラジン』の魔法使い「ジーニー」にいたっては、もう主役級です。

大切な人の人生において重要な人物として
台詞(せりふ)を考えてみる。
目の前の人に気づきや勇気を与える存在になる。

自分が主役ではなく、
脇役と考えている分だけ、肩に力が入らず、
素敵な言葉が頭に浮かび、
魅力的な表情で演じることができるかもしれません。

誰かの人生の最優秀助演賞を目指す。

主人公の人生に影響を与える言葉をプレゼントしたり、
ピンチにそっと寄り添ったり、助け舟を出す。
主役にスポットライトが当たるように光を届ける、
まさに「ほめ達」的な生き方といえるのではないでしょうか。

あなたは、誰の人生においてどのような「名脇役」を目指しますか。
どのようなタイプの脇役を演じるのでしょうか。
一度考えてみませんか。