第330号 「変わらないために変わり続ける」 -2026年 5月 25日配信

「変わらないために変わり続ける」

「春木屋理論」というものがあります。
これは、昭和24年(1949年)創業のラーメン屋さんのお話です。
「春木屋」さんは、創業70年を超えて、その味が変わらないと評判のお店です。
ところが、店主に言わせると、創業当初と今では、味が全く違うそうです。
戦後間もない頃のお客さまの舌と、舌が肥えた今のお客さまでは、
美味しいと感じるところが全然違う。
したがって、創業当初から、少しずつ少しずつ、
お客さまも分からないような範囲で味を変え続けてきたのだそうです。

「変わらないために変わり続ける」。
モノの価値を伝える、思いを伝える、その伝え方にも
同じことが言えるかもしれません。
時代の変化につれて、言葉の使い方や伝える方法を変えている必要がある。
しかし、伝えたい思いの本質は変わらない、むしろ熱意、情熱は上がっている。

過去の成功体験を超えていく、
成功体験という果実は、たいへん糖度の高い美味な果実です。
ところが放置すると、あっという間に腐敗して、
とんでもない悪臭を周囲に放ちだします。
成功体験という果実は、すぐに次のチャレンジへの原動力として
消費してしまうことが大切です。

成功しながら変えていくこと、
よい評価を受けながら変えていくこと、
いずれも簡単ではないけれど、変えていくことに挑戦する。

変わらないために変わり続ける。

あなたにとって、変わらないために変わり続ける、とは
どのようなことでしょうか。
一度考えてみませんか。