第127号 「人間も冬眠を欲する」 -2017年12月11日配信-

「人間も冬眠を欲する」

面白い情報を知りました。
急に気温が下がる時期になると、物悲しくなって、気持ちがふさいでしまう。
他の季節は元気なのに、冬になると気が滅入る時間が多くなる。
症状として認められ、名前まであるそうです。「季節性情動障害」。
その症状としては、体の疲れやすさ、だるさ、気分の落ち込み、以外に、過眠と過食。
過食して、過眠。
これ何かに似ているなと思ったら、冬眠ですね。
人間も動物、冬場になると冬眠したくなるのでしょうか。

季節性情動障害とか季節性鬱と聞くと、怖くなるのですが、
冬眠を求めているのだ、と考えると楽になりませんか。
名付けて「冬眠欲求」。
「あっ今、私、冬眠欲求が出てる」、そう考えましょう。

寒い時には、お部屋でお気に入りの音楽を聴いたり、本を読んだり、
体をあったかくして、知的好奇心を満たしていきましょう。
環境さえ許せば、たっぷりと睡眠もとって。

ちなみに、この季節性情動障害、あらため、「冬眠欲求」に対する特効薬は、
日光浴だそうです。

なんとなく気が塞ぐ、疲れやすい、だるさを感じる。
原因がわかれば、少し安心ですよね。
自分だけじゃ無い、ホッと一安心。

「人間だもの」、という言葉がありましたが、
「生き物だもの」冬場は眠い。
これで参りましょう。