第133号 「努力はウソをつく」 -2018年03月12日配信-

平昌オリンピックが終わり、現在はパラリンピックが盛り上がっています。
パラリンピックの中にも素敵なドラマがたくさん潜んでいますが、
今日は、羽生結弦選手の言葉をご紹介します。

「努力はウソをつく、でも裏切らない」

この言葉は、2016年10月にテレビの取材に対して羽生選手が話した言葉です。
努力がウソをつかないのなら、一番練習量の多い人が毎回、必ず優勝する。

しかし、どれだけ努力している人も勝てない時は勝てないこともある。
逆に、本当に若い選手が勢いで勝ってしまうこともある。
そういう意味では、努力というのはウソをつく。
でも、努力は裏切らない。

努力して、努力して、さらに努力して、そして挑戦して、
結果が出なくて、
さらに正しい努力を重ねた。
そして、
ようやく結果を出した人、だからこそ言える言葉。
また、言葉の重みですね。

努力のウソに騙されることなく、努力を重ねること。
すると、思っていた結果は出なくても、
予想外の場所で大きな成果となり、花開くことがある。

スティーブ・ジョブズも、スタンフォード大学での伝説のスピーチの中で
「点をつなぐ」として同じことを話しています。
伝説のスピーチについては、こちらをご参照ください。
https://www.kakiokosi.com/share/business/87

「努力はウソをつく、でも裏切らない」

この言葉を、未来あるすべての「大人」にささげます。

子どもではなくて、なぜ大人なのか。
努力して、挑戦して、失敗して、
そこから立ち上がる、
そんな格好悪いようで、最高に格好いい姿を見せられる人、
これこそが本当の「大人」だと思うのですが、いかがでしょうか。