第135号 「ただ生きているだけでいい」 -2018年04月09日配信-

普段私が心がけていることは、今を全力で生き切るということ。
この世の中に絶対ということはあまりないのですが、
もし、絶対ということがあるのならば、それは、
この体はやがて役目を終えて、亡くなるということ。

そのやがて来る死を恐れていても仕方がない。
本当に恐れるべきは、今を生きていると言えるかどうか。
今、ただ死んでいないだけ、という惰性で生きてしまうことが一番勿体ない。
一番恐れるべきこと。
だから、今を生きる。今、この瞬間を全力で生き切る。

しかし、今を全力で生きるその連続、その中で、疲れた時は、
ただ生きているだけでいい!と開き直ることも大切です。

ただ、ただ生きているだけでいい。
ただ生きているだけで、状況が変わり、自分の内面にも変化が起きて、
また、立ち上がって、歩き出すこともできるようになる。

余裕ができ、走りたくなれば、そこから走ればいい。
そして、また疲れたら、歩く、あるいは立ち止まる、座り込む、横になって休む。
横になって休んでいる時でも、この体は呼吸をやめません。
肺は空気を取り込み、心臓は血液を循環させ、新鮮な酸素を身体中に送り込みます。

あなたが休んでいても、体は今を全力で生き切ってくれています。
そのことに気づけば、また意志を持って、動き出すこともできるようになるのです。

時には、ただ生きているだけでいいと休むこと。
そして、体の働きに気づくこと。
じつは大切なことなのかもしれませんね。