第137号 「何があっても感謝を忘れない」 -2018年05月14日配信-

私が生きていく上で決めていることがあります。

それは、何があっても、どのような状況でも感謝を忘れないということです。
心に余裕がない時には、ついつい状況に不満を感じたり、不安になったり、
さらには周りに対して要求ばかりをしてしまいます。
求めて叶わないと、さらにストレスを感じてイライラが募る。

自分の心が求めることでいっぱいになっているなと感じられた時、
私は、意識をして、強く意識をして、
状況や周りの人に対して感謝を探すようにしています。

「ありがとう」の反対は「当たり前」。

当たり前だと思ってしまった瞬間に、そこに感謝が感じられなくなります。
当たり前のなかに感謝を見つけることができた時、不平不満が
すっと消えてしまうことがあります。
そして、不思議なぐらい状況も変わりだすのです。

その変化の理論、理屈はわかりません。ただ、体験的にそう実感しています。
理論的に証明ができないことなので、講義やセミナーではお伝えしていないし、
強くお薦めもできないのですが、自分の心が落ち着くことだけは確かです。

何があっても感謝を忘れない。
歯を食いしばって、当たり前のなかに隠れている感謝を見つけだす。
いつも穏やかな表情をしている人は、じつはそんな意識の使い方を
されているのかもしれません。

人間の意識の焦点は、オートフォーカスで不平・不満、足りない部分に
合わせられています。
それを、意志の力を使ってマニュアルフォーカス、手動で当たり前のなかに
隠れている感謝に焦点を合わせ見つける。

これが、人としての進化ではないでしょうか。
人間が四つ足の動物から二足歩行に進化したように、
視点を変え、視野を広げ、視座をより高める進化をすることも可能だと思うのですが、
皆さんはどのようにお考えでしょうか。