第155号 「豪華さの変遷」 -2019年02月11日配信

最近、豪華さに対する基準が変わってきているのでは、
あるいは贅沢さの意味も変わってきているような、そんな気がします。

ゴテゴテとした豪華さよりも、よりシンプルなものに高級感を感じる。
ヨーロッパの宮廷にあるような家具よりも、北欧のシンプルな家具に価値を感じる。
また、贅沢さも、色んなアクティビティ、お金をかかることをすることよりも、
「何もしない贅沢」というものも求められるようになっている。
高級食材よりも、本物の食材、味の濃い手間のかかる
栽培をされた野菜を食べることが贅沢。
それだけ日本人が成熟してきたということかもしれません。
同様に心の豊かさというものも確実に変化してきています。
どれだけモノを持っているか、どれだけ資産があるか、
どれだけお金を持っているか、よりも(これらの豊かさを否定するわけではありませんが)
どれだけ「豊かさを感じられる感性」を持っているのか、
こちらの方が重要な時代に、いよいよ本格的に移行しているような気がしてなりません。

10年前から、そのような予感を感じ、
現代における本当の豊かさ、本当の幸せのかたちをいうものを提唱するために、
「ほめ達!」が生まれたのですが、ますます、その役割を実感しています。
豪華さ、贅沢というものを感じる感性があるように、幸せを感じる感性がある。

時代により、その感性も変化していく。
どのような時代になったとしても、幸せを感じる感性さえ磨いておけば、
その人は幸せになれる。
幸せかどうかは、最後は「その人が決めている」のです。

人により、幸せを感じる感性、ポイントは違う、
ただ、その中で幸せを実感できる人が一人でも増えれば、世の中に笑顔が増える。
笑顔が増えれば、その笑顔に出会う人が増える。
その笑顔で頬が緩む人が増える。
小さな種かもしれませんが、笑顔の種まきが広がると
素敵な世界が広がっていく。

最近、「幸せだなぁ」という体験、いつされましたか。
少し時間をかけて思い出してみませんか。
どんな小さなことでもOK。
小さな幸せでOKです。
思い出せれば、その分だけ、自分の人生に幸せの面積が増えます。
少しずつ少しずつ、幸せの面積を増やし、笑顔になり、
それを周りに広めていきませんか。
あなたの笑顔が、周りの人に伝染して、笑顔が広がっていきます。
まずは、自分の記憶を掘り起こして、小さな幸せ体験を味わってみませんか。