第159号 「創造の病」 -2019年04月08日配信

「創造の病」(クリエイティブイルネス)という言葉をご存知ですか。
これはスイスの心理学者、エレンベルガー(フランス語読みでエランベルジェ)が
「無意識の発見」という本の中で提唱した概念です。

日本では、臨床心理学者の河合隼雄先生が分かりやすく、
さらに少し範囲を広げてご紹介されていました。

参考までに、この河合隼雄先生の教えをより一層分かりやすくご紹介されている記事を
見つけましたので、こちらにリンクをつけておきます。
この記事に出会えたこともセレンディピティ、偶然の中の幸運。
そして、この記事をこれから読まれるあなたも、とってもラッキー、
幸運な人だと思います。
参考記事 http://reborn.jp/dic/self/104

この記事の内容も参考にしていただいた上で、
「創造の病」を非常に乱暴に説明すると・・・

人生の中で辛いことや苦しいことが起きて、それを一人で乗り越えないといけない時、
例えば、病気であったり、心が辛くなって立ち直れないような状況、
人間関係がうまくいかない時。
それは、自分が人生の中で新しいステージに登るそのための試練なのだ、
創造的な人生を生きるために必要な病なのだ。
創造的な人生とは、芸術家のような生き方だけを指すのではなく、
人生を創造する生き方。人として成長し続ける生き方のこと。

人生の中で、辛いことがあった時、絶望するような出来事が起きた時に、
このことを思い出す。
その時には、そうは思えないかもしれないが、その病(出来事も含む)が癒えた時、
この病(出来事)のおかげでと考えることができる。
生きることは、思い通りにならないことの連続です。
正しく生きようとしていると、つらいことの方が多いかもしれない。
そんな中で「創造の病」という考え方を知っておくと、未来に希望を持って
生きることができます。
「創造の病」の真っ只中では、そんなプラス思考にはなれないかもしれませんが、
これから先、何があっても大丈夫と覚悟を決めて生きることができます。

このメルマガを読まれているあなたも「創造の病」を経験して、
今の人生を築き上げた人の一人かもしれません。
これから先も大丈夫。
全ては創造のための経験、新しい自分と出会い、
自分を高めるために必要な出来事なのです。
そして、「創造の病」から抜け出す処方箋の一つが「ほめ達!」。
人生のお供に、懐に入れていつでもお持ち歩きください。