一歩前。
一歩前に出るだけで、状況が変わる。
誰かの後ろについていく生き方。
決して悪いことはではありません。
後ろにいるからこそ、気づくことがある、果たせる役割がある。
私は、元々、参謀タイプだと自己分析していました。
「ほめ達!」になる前は、ダメ出しの達人。
出来ていないところや、改善点を探す天才でした。
申し訳ありませんが、その能力、ダメ出しの能力は誰にも負けない自信がありました。
だから、
誰か、大きな志を持つ人の補佐をして、その人の志の実現のために、
細かいところをチェックしまくって、前に進めるための実務家。
そんな役割が自分の果たすべき配役だと思っていました。
ところが、
今から、28年ほど前、そのことを父に伝えると、
父は、「まったく違う!」と言い放ちました。
父の参謀になりたいという私に、
父は、
「お前は、自ら志を見つけ、それを実現するそんな男だ」
「俺の参謀になるなんて、とんでもない、そんな小さなことを言うな!」
そこから、一歩前に、
摩擦を恐れず、自分の思いを磨き続ける生き方ができるようになりました。
一歩前に、
間違っても、こけても、膝を擦りむいても、
一歩前に。
間違ったら、それを素直に受け入れて、
そこから立ち上がって、また歩き出せばいいのです。
失敗することは、小さく失うこと。
信頼を失うことは、大きく失うこと。
勇気を失うことは、すべてを失うこと。
原典はゲーテ、さらにはチャーチルも近いことを伝えていますが、
一歩前に出る生き方。
挑戦してみませんか。
山より大きな猪はでませんから。