普段何気なくやっていることに、もう一手間だけかけてみる。
少しだけ意識を向けて、時間をとって、あともう一手間かけられることはないか、考えてみる。
思いついたことを、無駄かもしれないけれどもやってみる。
その一手間は、何の効果もないかもしれない、相手も気がつかないかもしれない。
けれども、気づかれないことに傷つかず、一手間かけ続ける。
愛ある人は、一手間多い。
ほんの小さなこと、ほんの少しのこと、一手間かけてみる。
メールの文章でも、もう一手間かけて、プラスアルファの言葉を足してみる。
挨拶の時に、もう一言足してみる、ワンアクションプラスしてみる、表情を意識する。
来訪者に小さなプレゼントを用意しておく。
訪問時には、手土産を工夫する。
小さなことですが、一手間かけることを習慣化できると、周りとの関係性が変わりだします。
ここで大切なことは、見返りを求めないということ。
一手間かけたのに、と「のに」が気持ちの中に生まれた瞬間、一手間が生臭いものになります。
一手間かけるのは、自分のため。
心に余裕がないと、一手間かけることはできない。
逆に、自分の心に余裕を持つトレーニングのために、一手間かける意識づけをしていくのです。
一手間かけて、心を整える。
「ほめる」こととまったく同じです。
一手間かける習慣づくりは、「ほめる」習慣づくりにもつながります。
一手間かけて、相手のいいところを探し、
一手間かけて、その見つけたポイントを相手に伝える。
そして、見返りを求めない。
相手の反応に期待しない。これが大切です。
さあ、あなたはどんな一手間に挑戦しますか。
今取り掛かっていること、そのことに一手間かけて。
本来はここでメルマガ原稿終わりなのですが、私も一手間かけて、
もう一言。
「準備をしないということは、失敗する準備を着々としていることである」
一手間かけて生きていきたいですね。