第170号 「目についたものから取り掛かる」 -2019年09月23日配信

今日の研修で質問を受けました。
圧倒的な分量を同時進行で進めている「ほめ達!」さんの
仕事の優先順位、手をつける順番は?

私の答えは、常に追い込まれていて、
毎日が宿題をためてしまった夏休みの最終日のようなものなので、
優先順位をつけずにとにかく目についたものから取り掛かるというものでした。
ただし、期限が決まっているものは、その期限を守れるように優先して行う。

最近、本当にやりたいこと、やるべきこと、やらないとけないことが目白押しです。
ありがたいことです。今もこの原稿を新幹線の移動中に書いています。
この移動中にもう一本の原稿と、さらにはゲラチェックもしないといけない状況です。

残された時間は、1時間22分。
優先順位を考えている時間がもったいない。
走りながら考える、考えながら、また走る。その連続。
すると、自分の仕事のスキルがどんどん上がっていきます。
限界、無理というのがだんだん高いところに上がっていきます。
為せば成る、やったらできちゃった。
その体験が、自分を引き上げてくれるのです。
グッと集中して、今目の前のことに全力で。
仕上がったらまた次のやるべきことへ。息をするのも忘れるぐらいに取り掛かる。

そんな中で、少しだけ工夫しているのは、それでもやはり優先順位の高いものは、
自分の目につきやすい場所に配置しておくということです。
あらかじめ課題を目の前において、景色レベルでもいいので、
意識の中に入れておくと、潜在意識が予習を始めてくれます。
ひとつ前のことに全力で取り掛かっている隙間をぬって、
次にこれを考えさせられるのだろうなということについて、
潜在意識はアイディアを出す準備体操を始めるです。

やることリストをざっと眺め、期限を約束したものは、期限を守れるようにやる。
期限がまだ先のものは、目についたものから取り掛かる。どんどんやっていく。
やりながら、次の課題も視野に入れる。ただ、意識は今取り掛かっていることに集中。
環境が能力を引き上げていく。
ちょっと厳しいぐらいのボリュームや期限を設定して、それを成し遂げていくこと。
一度きりの人生、限りある命の中で、自分を活かしきる一つの手法かもしれません。

何か期限を切って、宣言して、負荷を高めるような取り組みしてみませんか。
3日かかることを1日でやってみる。
1日かかることを半日で、3時間で。
3時間を1時間で。
無理と思わず、まずは取り掛かってみましょう。
そこに必ず、思わぬ発見があります。
ぜひ、ご挑戦を。

今日の原稿、なんと12分で書けました。
圧倒的なほど、過去最高記録です。
これも追い込まれたおかげです。