第173号 「完璧に感謝という余地を残す」 -2019年11月11日配信

心に刻まれている言葉があります。
「これでいいのか、油断はないか、まだまだ打つ手は残っているぞ」
この言葉の思いが、意識しなくても自分の中でプログラムとして走っています。
常に改善の余地は、残されている。
これでもう完璧という状況の先に、まだもっと良くなる余地はある。
「人知を尽くして、天命を待つ」のではなく、
「人知を尽くし続けて、天命を待つ」というイメージです。
諦めることなく、最後まで、今、自分にやれることに全力を尽くし続ける。
結果を出すことにこだわり続けていました。
結果を出してきました。

最近気付いたことがあります。
それは、完璧を求めすぎないということです。
結局、どこまでいっても完璧というものは存在しないのです。
一つの目標が達成されると、もっと上を求める。
求める結果が出たとしても、もっと良くできたのではないかと、考える。
悪いことではないのですが、そこに感謝が失われてしまうことを恐れたい。
完璧を求めすぎることにより、感謝を失うならば、それは、
完璧を手に入れることよりも、損失が大きい。

完璧を目指しながら、完璧を求めすぎず、結果を出し、
そこに感謝が残るならば、次の良い結果への好循環が始まる。

一回の完璧を求めるのではなく、
次の好循環へのリンクを作り続ける。
完璧に感謝という余地を残す。

ただし、完璧を求めるエネルギーも大切です。
完璧を求め、工夫をして、努力を重ね、より良くなる方法を探し、
さらなる完璧を求め続ける。
ただし、最後の最後には、完璧を手放し、感謝の意識を持つ。
これが私の目指すところです。

あなたも、何かに対して、完璧を求め、追求し尽くして、
最後に感謝の念を抱く、そんなことに挑戦してみませんか。
さぁ、どんなことに挑戦しますか。