第174号 「余裕はどこから生まれるか」 -2019年11月25日配信

余裕があるように見える人と、常に切羽詰まって、焦っているように見える人がいます。
できれば余裕のある人になりたいですよね。

では、余裕を持つためにどうすればいいのか、余裕ある人はどのようなことをしているのか。
今回は、余裕について考えてみたいと思います。

じつは、余裕があるように見える人も、いつでも心中、余裕綽々かというとそうでもなかったりします。
ただ、切羽詰まった様子、焦った様子を見せていないだけなのです。
余裕がありそうな態度を見せているので、余裕に見えるのです。
なんだか当たり前のように思えるかもしれませんが、これが真実。
余裕がある人とは、「自分には余裕がある」と決めてかかっている人。
余裕があるから、余裕ができるのではなく、「余裕がある!」と決めるから、余裕ができる。
不思議なのですが、余裕とは、そのようなものなのです。
余裕があるように見られたいのならば、自分には余裕があると決めること。
ただ、それだけ。
またさらに、追い詰められた時に自分に言い聞かせる言葉も持っておくといいかもしれません。
「よもや、命までは取られまい!」
「山より大きな猪は出ない」
「これは、なんのチャンスだろう?」
「5年後には、これも笑い話」

これから先、自分よりも余裕があるように思える人と出会っても、気後れしないでください。
余裕があるように見えている人と自分に、なんの違いもない。
一見、余裕なく見える必死の姿、一生懸命の姿も決して悪いものではありません。
そして、もし余裕あるように見られたいのならば、「余裕はある」と決めて、余裕ある姿を演じればいいのです。
どちらを選んでもいいのです。あるいは、場面に応じて使い分けても良い。

人は、自分に無いものを求め、憧れるものです。
「余裕派」「必死派」、どちらも素晴らしい。
あなたは、どちらを好ましく思われますか。
どちらの生き方をされていますでしょうか。
私は、ただただ必死に生きているのですが、どのように伝わっていますでしょうか。