第175号 「小さな変化から」 -2019年12月09日配信

知れば知るほど、知りたいことが増えてくる。
学べば学ぶほど、学びたいことが増えてくる。
行動すれば行動するほど、行動のスピードが速くなり、行動範囲が広がる。
慣性の法則は、人間の行動にも働いているようです。
じっとしているものは、最初、動き出すのに大きなエネルギーが必要。
一旦動き出すと、ずっと動き続けようとする力が働く。
知り、興味をもち、学び、行動する。
まずは知ることから始まる。
とにかく多くのことを知ろうとする。
多くの情報に触れる。ネットなのか、本なのか、人と会って話を聞くことなのか、
実際に経験することなのか。
知らないことは、夢にすることもできません。
夢は、知ることから始まる。
知って、興味をもって、学び始めたり、行動する。
やがて人生の目的や夢が見つかったりする。
行動して初めて、自分の人生が変わり始めたことを実感するのですが、
その行動を引き出すために、まず知ることからスタートしないといけない。
そして、鶏が先か、卵が先かの議論ではないのですが、
新しい知識、情報を得るためには、異色な環境に自分を放り込むことも大切です。
これまで、ネットだけで情報収拾していたのならば、書店に出かけてみる。
ビジネス書ばかりを読んでいたのを、古典の名著に触れてみる。
音楽会やコンサートに行ってみる。生の落語や講談を聞きに出かけてみる。
旅行に行く、温泉に行く、山に行く、海に行く。
飛行機に乗る、新幹線に乗る、在来線に乗る、船に乗る。
いつもと違う道で帰ってみる。
家や職場の近くを散歩してみる、目的なく散策してみる。
さらには、もっと小さなことから。
足元に気をつけながら、いつもの道を、顔を上げ、いつもと違う角度で見ながら歩く。
そこにも気づきや刺激があるかも知れません。

小さな変化、意識した変化。
その先に、人生をさらに豊かにしてくれる扉の鍵が落ちているかも知れません。
あなたは、どんな変化から始めてみますか。
そして、どのような気づきを得るのでしょうか。