第191号 「言葉のアンチエイジング」 -2020年 8月 10日配信

「言葉のアンチエイジング」

人間は歳をとるものです。気づかぬうちに、少しずつ歳を重ねていく。
20代の頃とは、少しずつ体も変わってくる。
その一方、老いることを忘れている人たちもいます。
少しだけ、運動や食事を意識をして生活をする、ちょとした運動を日常の中に取り入れたり、
習慣的にジムやフィットネスに行かれている方は、いつもまでも若々しい。
むしろ、若さに任せて健康に意識を向けずに、暴飲暴食していた30代の時よりも、
一念発起して、日々の食生活や運動をあらためた40代、50代から急に若返り始める人もいます。
さらに若さを感じさせる人の共通点があります。

それは、使う言葉が若々しいということ。過去の自分と、現在の自分を比べ、
出来なくなったことを嘆くのではなく、つねに前向きな言葉を使っている。
学び続け、挑戦し続け、自分の伸び代を楽しんでいる。過去に生きているのではなく、
未来に向かって生きている。そう感じさせてくれる言葉を使っている。
現在98歳の瀬戸内寂聴さんの予定は、10年先まで埋まっているそうです。

松下幸之助さんが好きだったという言葉があります。
サミュエル・ウルマンの「青春」という詩を参考にされたようです。
「青春とは心の若さである。 希望と信念にあふれ勇気に満ちて、 
日に新たな活動を続ける限り 青春は永遠にその人のものである。」

人は、体型や体力の衰えは気にしても、なかなか言葉の衰えには気がつかないモノです。
言葉も、筋肉と同じように鍛えることができます。意識して使えば、衰えをまぬがれ、
若かった時以上の力を発揮できるようになるのです。

ぜひ、言葉のアンチエイジングに挑戦してみませんか。
そのために、どんな言葉を意識して使いますか。
そして、どんな言葉を封印していきますか。
この言葉のアンチエイジングが進めば、どんな毎日が待っているでしょうか。
ぜひ、素敵な未来を想像しながら、言葉選びのトレーニングを続けていただければと思います。