第193号 「自分の人生を生きる」 -2020年 9月 14日配信

「自分の人生を生きる」

誰もが自分の人生を生きています。
それは間違いのないこと。
「自分の人生の主役は誰?」と質問されたら、多くの人が
こう答えるのではないでしょうか。

「自分の人生の主役は私です」と。

そして、さらにこんな質問が続けば、どう答えますか。
「あなたの人生の主役はあなた、それでは、人生を映画にたとえて、
監督、脚本家、演出家も、あなたですか?」

そういわれてみると、主役は確かに自分だけど、自分以外の人の指示にしたがったり、
誰かの書いた脚本を生きているという人もいるかもしれません。

また、今現在は、監督も脚本家も自分だけれど、かつては親の指示や脚本の中を
生きてきた、という方も多いのではないでしょうか。
いや、ほとんどすべての人がそうだと思います。

今は、自分自身が主演・監督・脚本・演出まで手がけているけれど、
幼少期からそのようにして生きいる人はいません。
現在自分が監督しているのは、親という前の監督が作った作品の第二部、
自分を主役とした映画のパート2なのです。
当然、前作の影響を大きく受けて当たり前、むしろ自然なことです。

自立するということは、自分が影響を受けてきたものを認め、
その影響を理解しながら、自ら考え行動していくということ。
人は、いつでも、幼少期に書き込まれた脚本を理解して、決断し、
自分自身で人生脚本を書き換えていくことができるのです。
これが自分の人生を生きるということ。

あなたは、今、自分の人生を生きていますか?

自分の人生を生きるとは、困難もすべて受け入れ、自分で決断し、
主体的に生きていくということ。

もう一度、同じ質問です。
あなたは、今、自分の人生を生きていますか?