第196号 「制約と工夫」 -2020年 10月 26日配信

「制約と工夫」

今年は、年中行事がことごとく、例年通りには行われなくなっている状況です。
新型ウイルス感染拡大防止に向けた対応が求められて、
多くのイベントは、中止や規模の縮小などを求められ、厳しい制約が課せられています。
イベントだけに限らず、日常生活や仕事においても同様です。

これまで、特に気にすることなく、当たり前に行っていたことが、
出来なくなってしまう。
実施できたとしても、大きな制約、細かい制約がいっぱいある、
そんな状況ではないでしょうか。

一見すると、悲観的に思える環境ですが、考え方を変えてみると、
創意工夫が生まれるチャンスでもあります。
これまでの過去のやり方の踏襲から、新しいやり方、
あるいは在り方さえ考え直すチャンスとも言えます。

制約がある、その制約に対して、どのような工夫で乗り越えていくのか、
あるいは、諦めるのか。
制約が理由で、実施することを諦めるのなら、元々、そのやりたかったことは、
やるべき必要がなかったことかもしれない。
もし、制約を乗り越えてでも実施したいという思いを再確認できたなら、
その制約のおかげで、元々のやり方よりも、ずっといい方法が見つかるかもしれない。
大きな進化成長のチャンスになるかもしれません。
制約だらけの環境は、工夫が生まれる環境ともいえます。
「制約条件は、成長条件」と教えていただきました。

大きな成長のチャンスの真っ只中にいる!
そう考えると、少し勇気が湧いてくるような気がしませんか。
あなたにとって、いま課せられている制約はどのようなものですか?
そして、その制約に対して、どのような工夫をしていきますか?
その工夫が実を結び、この制約があってよかった!と思える
結果とはどのようなものでしょうか。
少し時間をとって、考えてみませんか。