よく聞かれる話として、
「量をこなすことでしか質は上がらない」というものがあります。
最初から質の高さを求めるのではなく、
とにかく量を意識して行なうことで、少しずつ質が上がっていく。
まずは、徹底的に量を求めることで、やがて質へと転化していく。
これが、量質転化です。
仕事でも、最初から100点満点を求めるのではなく、
70点を目指して、スピードも意識しながら、どんどん仕上げていく。
そして、また次の仕事に取り掛かる。そして、また次の仕事へ。
これを繰り返していくと、気がつくと70点だった仕事の内容が、
同じ時間で80点の仕上がりになっている。
さらに90点になり、やがては100点満点にまで、仕事の腕が上がっている。
量が質に転化する。本当にその通りだと思います。
さらにこの量質転化の前半部分、まずは徹底的に量を意識して行動するには、
もう一つの大きな意味があると、私は考えています。
圧倒的な量を行う行動、しかもスピードを意識した行動は、
その行動をしている人の情熱と熱意を、周囲に伝えていくのです。
荒削りかも知れないけれども、とにもかくにも、行動量が半端ではない。
そして、継続し続けている。
やがて、荒削りだった内容が、少しずつ上達して、洗練されていく。
その成長の過程まで見えてくる、すなわち量が質に転化する頃には、
周囲の人たちは、その人のファンになってしまうのです。
新しいことに挑戦する際には、ぜひ、このことを頭においていただければと思います。
まとめます。
上手くできないからいい、不完全だからいい、
ただ、量だけを意識して、継続し続ける。
量を意識した継続は、周囲にあなたの情熱を伝える。
圧倒的な量を行えば、必ず質は上がってくる。
さらに、成長の過程を見てもらうことが、
最初の無様な姿をみてもらうことが、ファンを作ることになる。
やがて量が質に転化する頃には、
愛されながら質の高い価値を届けることができるようになる。
さぁ、あなたは何に挑戦しますか。
量を意識した行動、どのような行動でしょうか。
質は後からついてくる。
上手くいかなくてもいいので、さっそく始めてみませんか。