「目的と目標の違い」
何となく使っている言葉、その言葉の意味を考えてみると、思考が整理されてくることがあります。
たとえば、目的と目標の違いについて、考えてみられたことはありますでしょうか。
このふたつの言葉を並べて、違いについて説明せよ、と言われると一瞬言葉に詰まるかもしれません。
少し時間をとって、自分なりの説明を考えてみてください。
どうでしょうか、上手い説明が思いつきましたでしょうか。
いろいろな説明の仕方があると思いますが、
私なりの説明をご紹介しますと、
目的とは、目指し続けるもの、決して達成されないもの。
それに対して、目標とは、達成されるべきもの。
したがって、目標は、数値化されたり、期限をつけられていたり、他者評価可能なもの。
たとえば、いい学校に入るとか、大企業に就職するといのは、目標であって、目的ではない。
いい学校に入ることが目的になってしまうと、入った瞬間に燃え尽きてしまうこともあるかもしれません。
いい人生を送る、これは目的とするに相応しいものでしょう。
いい人生、素敵な人生を生きるという目的のために、
経済的な安定、心の安心、家族や仲間の存在、などが必要になってくる。
それらの環境を満たしていくために、目標を設定することがあるのかもしれません。
ポイントは、目的が明確になれば、目標も明確になる。
そして、目的達成のためには、目標はどんどん変えてもいいということです。
いい人生を送るために、ある学校を目指してた、あるいはある企業を志望していた、
そんなこともあるでしょう。
ところが縁がなくて、入学、入社できなかった。
そんな時に、必要以上に落ち込む必要はないのです。
まわり道になったとしても、いい人生を生きるという目的に向かって、次の目標を設定すればいいのです。
大切なことは、目的に向かって進み続けるということです。
今年もあと残りわずかとなってきました。
あらためて、自分の人生の目的、考えてみませんか。
そして、目的を明確にした上で、来年以降の目標も考えてみましょう。
あなたの人生の目的、どのような言葉で表現されますか。
ぜひ、考えてみましょう。