第204号 「やがて春が来て、花が咲くように」 -2021年 02月 22日配信

「やがて春が来て、花が咲くように」

昨春、大学に進学した息子の1年遅れの入学式が行われることに決まりました。
例年とは違い、参加できるのは対象となる学生だけ、しかも時間と日にちを分けて、
密にならないように対策をされた異例の入学式です。
それでも、入学式が実施される。一年遅れての配慮ある入学式が華やかに行われるというニュースは、
なんだか春風が吹いたような暖かさを、心に届けてくれました。
いつもの日常に戻れる日は、まだまだ先かもしれません。
また、まったく同じ日常を手にすることはできないのでしょう。
ただ、気がつけば季節が進んでいくように、確実に状況は変化している、人は進化しているのです。
どれほど厳しい冬であったとしても、やがて春はやってくる。
三寒四温、季節は移ろい、蕾ほころび、花が咲く春へ。

ともすると、不安で心が締め付けられそうな情報ばかりに包まれてしまいます。
意識して、心が暖まるようなニュースを探してみませんか。
心の蕾がふくらみ、笑顔の花が咲くような、そんな素敵な兆しやニュースを見つけていきましょう。
どんなに小さなことでも、いいのです。
いや、むしろ小さければ小さいほど、いい!そう思って探してみてください。
ふと春の兆しに気づくように、意識してみると私たちの周りには、
良い兆しがたくさん散りばめられています。
不安は、目や心に勝手に飛び込んできますが、
良い兆しは、よっぽど意識して目を凝らさないと見えてこないものなのです。
さぁ、心の目を凝らして、探してみましょう。
天気がいい。空気が綺麗。少しだけ早起きできた。お店の人に親切にしてもらった。
SNSで面白い投稿を見つけた。などなど、どんな小さなことでもOKです。
ぜひ、思いを巡らせて、良い兆しをみつけてみましょう。
良い兆しを見つけるゲームだと思って、諦めずに意識してみてください。
いくつか見つかったら、ぜひその兆しを周りの人にシェアしてあげましょう。
すると、あなたは周りの人の心に春を届ける、素敵な存在になるのです。
吉兆を届ける、春告げ人になりませんか。
さぁ、どんな良い兆しから届けますか?