第211号 「よし、何から始めよう?と始めてみる」 -2021年 06月 14日配信

目の前にやるべきことが山積しているとき、それが緊急性の高いものでない時、

なかなか、行動に移せない、そんなことってないでしょうか。

 

ついつい先送りしてしまう。

先送りして、問題のないものであれば、それはやる必要のないもの、

だから、それでいい。

そんな考え方もあるでしょう。

 

ただ、何となく自分の中で、気持ち悪さが残りますし、時には誰かに迷惑をかけたり、

期待を裏切っていまっていることもあるかもしれない。

では、どうすればいいのか。

 

私がお奨めしたいのは、まずは「よし、何から始めよう」とやるべきことを

目の前に広げて確認することから始めることです。

目の前に広げてみるまでは、何となくやらないといけないこと、

とぼんやりとした塊で見えていたことが、

目の前の机やパソコン上で広げてみると、とっかかりが見えてくる。

どこから手をつければいいのかが明確になる。

そのとっかかりに手をつけると、また次のステップがみえて、

気がつけば加速して作業に没頭、仕上がりのイメージまで

頭に浮かぶようになります。

まずは、作業台に広げることから始めてみるのです。

 

始めてしまってみて、途中で挫折するならば、

それは本当にやらなくていいことなのかもしれませんが、

始めずに終わってしまうことは、自分の可能性とチャンスを

狭めてしまうことになりかねない。

 

思い返してみると、いつかやろうと思いながら、

手付かずにしてしまっていること、意外と多くないでしょうか。

そのうちのまず一つ、目の前に広げてみませんか。自分の作業台の上にあげてみて、

「よし、何から手をつけよう」と始めてみませんか。

最初の一歩を踏み出すと、あとは面白いほど、進み出すものです。

 

あなたが、いつか始めようと思っていながら、そのままにしていること、

それはどのようなものでしょうか。

 

さぁ、さっそく、頭に浮かんだものを目の前に広げてみて、

「よし、何から始めよう?」「何から手をつけよう」と始めてみましょう。

ファーストステップは、簡単なことから、たとえば、

そのことに関してネット検索してみるとか。

 

すると「セレンディピティ」=偶然の中の幸運、が働いて、

予期せぬ成果まで手にすることができるかもしれません。

一度きりの人生、限りある命です。

まずは、始めてみることで、自分の人生をより豊かなものにしていきませんか。