第212号 「人はいつからでも変われる」 -2021年 06月 28日配信

先日、父の日に次女からすごく嬉しい手紙をもらいました。

この6月に大学を卒業した次女、本来は留学先のアメリカで卒業式を迎えるはずが、

昨年の春から日本に帰国、ずっと自宅でオンラインでの授業という状況が続いていました。

しかも、時差の関係で朝の3時半からの授業を受けるという状況、

昼夜逆転の生活の時期もあり、本当に大変そう、ただ、私たち親は見守ることしかできません。

私の方も、仕事がオンライン中心となり、必然、家族と一緒に食事をしたり、

話す時間も増えています。


この1年半は、家族、特に次女とは、これまでで一番濃い時間を過ごしたような気がします。

その次女からの手紙の内容は、自身の大学の卒業にあたっての私に対する感謝と、

父親である私の変化についてでした。


大学の卒業に向けて、単位の取得に苦しんでいた時、サポートしてくれたとの

お礼をもらったのですが、私の中では、まったく覚えていないエピソードでした。

「まずは、やれるだけやってみたら」この一言がすごくありがたかったとのこと。

信じてもらっている感じが伝わってきたそうです。

また、私自身の変化について、不器用だけど変わろうとしてくれた、

私のことを心から認めて信じてくれるようになった、

そんな父親のことを好きになることができた、と綴ってくれていました。


私の中では、ちょっと折り合いがいいとは言えないかな、という時期もあったと

感じていたのですが、彼女の中でストレートに表現すると、

私を好きではない時期が、一定期間あったようです。

このコロナ禍で、大変なことはたくさんありましたが、

家族との時間を過ごすことで、もう一度、次女との関係を取り戻すことができたことは、

大きな収穫でした。


人はいつからでも変われる、本人が変わりたいと思い、変わると決めたならば。


まだまだ、人をコントロールしたくて仕方がない、そんな自分を知りながら、

変わりたい、変わっていきたい。

心からそう思います。

「ほめ達」なのに、そう思いながら自省していく、

人はいつからでも変われる。


あなたは、在りたい姿、なりたい自分というものをお持ちでしょうか。

その姿に近づくために、意識すべきこと、表現していくこと、

行動していくこととはどのようなことでしょうか。

一度立ち止まって、考えてみてはいかがでしょうか。