先日、FM80.2の人気DJの大抜卓人さんと対談をさせていただきました。
その際に教えていただいたお話がとっても素敵だったので、ご紹介させていただきますね。
かつて、大抜さんが少年時代、MTVという音楽番組を見ていた際、
その時のDJだった小林克也さんが紹介すると、
「同じミュージックビデオなのに、全然違った曲のように見えたり、聞こえたりした!
DJが添える言葉で、もっとその曲やアーティストのことが好きになることができた!すごい!
自分が大好きな音楽を、そんなふうに紹介できる人になりたい!そんな仕事がしたい!」
と思われて、DJを志されたそうです。
同じ曲なのに、そこに言葉が添えられるだけで、もっとその曲のことに興味が湧く、
聴きたいという気持ちが高まる?!そんなことってあるのですね。
では、具体的に、どのようにして伝えるのか?その質問に対してお答えいただいたのが、
今日のタイトルの「客観的主観」を伝えるということです。
例に出していただいたのが、テレビCMでも使われているある有名な曲のお話でした。
※詳しい固有名詞などは、後日公開されるほめ達YouTube番組「SSタイム」でご確認ください。
その曲を紹介するのに、
「CMでも有名なポップで、最高に気持ちが上がる曲です!」
と、紹介することはどんなDJでもできる。
ただ、こんなふうに紹介されたらどうでしょうか?
この曲は、出来上がるまでにすごく時間がかかった曲で、8ヶ月かかっています。
あまりにも時間がかかったので、世界ツアーの途中で、各地のスタジオで録音して、
それを繋ぎ合わせてようやく完成。
また、印象的なサビの部分の演奏は、なかなかOKがでなくて、なんと64テイク目でようやくOK。
アーティストは、あまりにもOKが出ないので、途中で拒食症になってしまった。
そんな曲なんですね。
個人的には、1分15秒の演奏の部分が大好きなのです。それでは聴いてください・・・。
どうでしょう、圧倒的に後者の説明の方が、その曲に対する関心が深まりますよね。
早く聴いてみたいと思いますよね。
DJがどれだけその曲のことを、「熱く!」思いだけを伝えるよりも、
客観的な事実や数字などを伝えてあげることで、その曲やアーティストに対する
DJの愛が伝わる。主観である、好き!愛している!ということを、
手間と時間をかけ客観的事実を調べて添えることで、伝えていく。
愛のある人は、ひと手間かける人。
ひと手間かけて調べて、ひと手間かけて伝えていく。
ひと手間かけて、調べて、言葉を添えて紹介していく、そんな習慣が身につけば、
とっても素敵な人になれそうな気がするのですが、あなたは、どのように感じられましたか?
また、一流の方の共通点というのも教えていただいたのですが、これもまた、深かったです。
こちらについても、ご興味のある方は、YouTubeの「SSタイム」をご覧くださいね。
大抜さんとの対談動画がアップされましたら、こちらのメルマガやホームページでも
ご紹介させていただきます。どうぞお楽しみに。