「心の筋トレ」
はじめて部下を持ちました。後輩ができました。
これまでは自分の仕事のことだけを考えていればよかったのが、
部下や後輩の指導をしないといけない。これが大変で、困っています。
質問させていただいていいですか?
講演会やセミナーの後、このようなご質問をいただくことがあります。
全体の質問タイムでは、質問できなかったのですが・・・
と個別に聞きに来られる方も多いです。
皆さん、部下や後輩の成長のためと真剣に考えられています。
自分の感覚とは全然違う考え方をする人に対してどのように接すればいいでしょうか。
悩みは切実です。
私がアドバイスさせていく際に、よくお伝えすることがあります。
それは、
部下や後輩を持つということは、「心の筋トレ」をするようなもの、
こちらの指示に対して思うような反応をしてくれない部下や後輩は、負荷の重いダンベルなのですよ。
大変だと思う部下や後輩は、自分の心をマッチョにしてくれるダンベルだと思いましょう。
自分の上司力を上げてくれる絶好のトレーニングマシーンです。
心の筋肉痛を楽しみましょう。
筋肉痛になって、休養と栄養を取ることで、筋肉が超回復して、筋肉が太くなる。
ただし、
筋肉痛まではOKだけれども、肉離れまでは起こさないように。
自分の心が怪我レベルまで傷んでしまっては、元も子もありませんから。
あまりにも重すぎると感じたら、上司や先輩、仲間に相談しましょう。
重たすぎるダンベルは、みんなで協力して持つことも必要です。
これが私からのアドバイスです。
そして、相談できる人は思い当たりますか?
と最後に質問させていただきます。
もし、相談できそうな人が思い当たらなければ、
いつでも私にご相談くださいと、名刺をお渡ししています。
そうそう、
筋肉痛と肉離れの違いは?と質問されたことがあります。
その人のことを考えると夜も眠れないということが3日以上続くならば、
心の肉離れを疑った方がいいですね。
あなたは、心の筋トレしていますか。
もし、肉離れまで起こしそうになったら、誰かに相談してくださいね。