「専門性と汎用性」
特定の専門分野を決めて、その専門分野の能力やスキルを磨くことが大切となる時期があります。
自分自身の専門性で、顧客や所属する組織、社会に貢献する。
このように聞くと、職人さんやエンジニアのことを思い浮かべるかもしれませんが、
そのほか、働いている人たちは、すべてその専門性で人々に貢献しているのです。
たとえば、保険会社に勤める人は、保険商品の知識という専門性で、
飲食店で働く人は、調理やサービスという専門性で貢献しています。
公務員の方は、それこそ所属する部署によってさまざま専門性が必要になるお仕事です。
専門性を磨きあげ、深掘りして、その分野を極めていく、
ある時期、他のことは置いておいて没頭して取り組むもことも必要です。
そして、深掘りして極めることを続けながら、
ときに自分を俯瞰してみましょう。
時代の変化で自分の専門性が社会の要請からずれ始めていることはないだろうか。
もし、そうだとするならば、自分の専門性を他の分野に転用することはできないだろうか、
と考えてみるのです。
人の寿命が伸びる一方で社会の変化のスピードが加速している現代においては、
専門性を高めながら、他への転用、汎用性を考えることが大切です。
専門性と汎用性を考えるときに、役に立つのが「認識のチャンク」を考えるということです。
ほめ達検定2級講座の中でお伝えしている内容を活用して、
自分の仕事の定義を抽象化=チャンクアップして、そこから具体的にチャンクダウンすると、
新しいアイディアや道が見えてきます。
たとえば、自動車教習所を「車の運転を教えるところ」という認識から、
「未来、社会に出る学生に成功体験、成長実感を提供する場所」
あるいは
「今時の若者に興味関心を持たせるスキルが身に付く職場」
と再定義してみると、顧客や働く人にとって、より高い価値を持つ場所となります。
あなたが極める専門性とはどのようなものでしょうか。
その専門性を再定義してみると、どのような汎用性が生まれるでしょうか。
一度考えてみませんか。
そして、新しい専門性を身につける事への挑戦はいかがですか。
これまでの経験を活かしながら、「講師」という専門性への挑戦、お薦めいたします。
専門性と汎用性があなたの人生のステージを変えていきます。
一度きりの人生、限りある命、自分を活かしきることに挑戦してみませんか。