一般社団法人 保険健全化推進機構結心会(代表 上野直昭、以下「結心会」)は、2月2日付で、 一般社団法人 日本再生可能エネルギー地域資源開発機構(設立準備委員会、以下「RDO」)と、再生可能エネルギー電源の共同開発について基本合意したと発表した。
2050年までに、温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す政府方針では、経済と環境の好循環をもってグリーン社会の実現に最大限注力すべきとの発想がある。
一方でFIT制度の終焉と共に、太陽光発電を中心に再エネ電源開発は減速傾向にあるなか、
「結心会」はFIT制度を使わない、非Fit電源開発を通じて地方創生を支援する新たなスキームを展開する。
提携する「RDO」は、非Fit電源開発に必要な、ファイナンス、エネルギー、地域新電力の運営ノウハウに精通する専門家団体で、独自の非 Fit電源開発スキームをもって既に6自治体で100MW程度の開発を検討している。
「RDO」の推進するスキームは、地方自治体の負担ゼロで地元固有の再エネ電源を開発し、発電した再エネ電気を、ふるさと納税の地元産品として寄付者を募り、地方財源を拡大する、国内初の地域循環共生スキームとなる。
「結心会」は、ふるさと納税を活用した再エネ電気の調達方法を、取引先企業の経営者に啓蒙し、寄付金募集を通じて地方創生を支援するもので、傘下の保険代理店ネットワーク92社がこのスキームの普及活動を行う。
両社は、活動実績をもとに、再エネ電源開発に専門特化した、新たな保険や、SDGsファイナンスなどを生損保会社やリース会社と共同開発する。これらのスキームを、地方自治体が主体となって手軽に、再エネ電源を開発できる地方創生パッケージとして公開することで、地域が主体となった、草の根再エネ電源開発を加速し、経済と環境の好循環を創造する。
「結心会」は、この活動を通じて、2050年電化社会の前提となる再エネインフラ整備に積極的に関与し、新たに生まれ変わる電化社会に関わる、保険契約拡大に繋げる狙いがある。
生損保会社は、この取り組みを通じてESG投資の具体案件を把握できる他、RE100を志向する取引先に再エネ電気の調達を斡旋するなど、カーボンニュートラル社会実現にむけた多角的なSDGs貢献が可能になる。
「結心会」は生損保会社と連携し、2030年までに「RDO」による非Fit再エネ電源100万kWの開発を支援する。
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9月8日~9日の二日間に渡って開催されました第47回結心会定例会の模様を報告します。
今回は、生命保険協会で実施されている「代理店業務品質のあり方等に関するスタディーグループ」で議論されている66にも及ぶ業務品質についての意見交換がメインでしたので、この際の報告をします。
冒頭、生命保険協会スタディーグループから主旨説明等があり、その後、「顧客対応」、「ガバナンス」、「個人情報保護」、「アフターフォロー」の4分類ごとに議論されている業務品質を一つ一つ説明した上で意見交換させていただきました。折角なので幾つかを紹介したいと思います。
・提示されている業務品質項目案は代理店自主点検表の内容とかなり重複しており、負担感をなくすためにも内容を一本化して欲しい。
・意向把握確認義務についてある保険会社は意向確認シートにその際のお客様の服装まで報告することを求めている。募集人の負担を軽減するためにも最低限の統一ルールで全保険会社統一ルールを作って欲しい。
・ペーパーレスについて、地方だと通信環境が悪く途切れてしまうこともあり、その場合は最初からやり直しとなり、逆にお客様に負担をかけている。保険会社として推進するのであれば稼働時間を延長して欲しい。
・オンライン募集について可能な生保社と不可能な生保社がある。また共同募集についても可・不可が分かれる。この機会に議論して欲しい。
実際にお客様と接してられる代理店さんの生の声がたくさん出されて、大変良かったと思います。
4つの分類ごとに30分を割り振っての意見交換で時間が足りたような足りなかったような感じでしたが、とにかくこの2時間でネクタイ派手夫は疲れ果てました。
今回もコロナ禍で地方の代理店の参加がほぼありませんでしたが、80名ほどの保険代理店さん、保険会社社員さんが参加いただき、更に12にも及ぶブースが出店され、参加いただいた皆様に各々の提案をされていました。
折角なので、ブース出店社を紹介しておきます。
①ストライク社・・・代理店のお客様企業のM&A紹介依頼と代理店自身のM&A
②ジェノプランジャパン社・・唾を取ってDNAで疾病とがんリスクがわかるキット販売
③セゾンカード社・・・カード推進
④コスモス・ベリーズ社・・・ヤマダ電機の家電販売ボランタリーチェーン加盟依頼
⑤GOEN社 ・・・「おうちの買い方相談」加盟店募集
⑥Life is Stye社・・・立体映像Phantomを活用した集客
⑦ナチュラルハーモニー社・・・超早期発見がん予防と副作用のより少ないがん治療
⑧リンク・ソリューション社・・・諸々節税アイテム紹介
⑨ブルームアクト社・・・BtoB、BtoC、CtoC等々に活用できるオンライン相談システム
?ジービーアイ社・・・コインランドリーを活用した節税
⑪コンサルティングネットワーク協会・・・学校のプログラミング教育
⑫icoi社・・・髪の毛で栄養素チェックするキット販売
毎回、多種多様なアイテムを紹介する企業が出店いただいています。
次回、結心会定例会は「宿泊付き」研修所での開催となりますので、ブース出店の方も一緒に泊まっていただければ一晩中参加者にアプローチできます。
ブース出店希望企業様、保険会社様、保険代理店の皆様、11月17日~18日の次回定例会でお会いしましょう!
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6月23日から6月24日の二日間に渡って、東京・田町の貸会議室を借りて第46回結心会定例会を開催しました。新型コロナの影響で地方の代理店さんは参加を見合わせられましたが、それでも100名を超す参加で開催できました。参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回は「保険が変わる」というテーマで開催しました。
最初に「割り勘保険」、「コロナ助け合い保険」で有名な株式会社justinCaseの畑社長に「Peer to Peerの今後」というテーマで基調講演をしていただきました。
続いて結心会会長が先月国会を通過して成立した金融サービス仲介法について金融庁にさせていただいた質問の回答を読み上げる形で行いました。
続いては、今回の目玉である「これからの日本のInsurTechについて」と「金融サービス仲介業施行後の保険代理店経営とは」の2つのテーマでパネラーが語り合うというパネルディスカッションがありました。
一部はSEIMEI株式会社津崎社長、株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業部の木本総括、Wizleap Inc.の谷川社長に基調講演いただいた畑社長の4名で構成し、津崎社長の司会のもと、90分の間、貴重な意見交換を聴かせていただきました。
パネラーは皆さん30代半ばで、谷川社長に至っては24歳という年齢構成で参加者は一様に驚いていました。こんな若くて優秀な人たちが保険業界に参入していて、彼らを軸に保険業界が変わることを肌で感じることができたと思います。
二部は、A&AConsulting株式会社の桂雄人アラン社長、FPアソシエイツ&ファイナンシャルサービシズ株式会社の中西社長に結心会会長が加わり、一部同様、津崎さんの司会のもと意見交換しました。
パネルディスカッションについては、一部、二部のパネラーとオンラインで打合せを軽くして本番に臨みましたが、ほぼ白紙の状態で司会から振られるテーマについて思ったことをしゃべりましたので、なかなか臨場感と迫力があって良かったと思います。
そして、初日の夜は三々五々参加者が集い、懇親を深めました。全国各地から参加されていて、保険代理店の社長同士が語り合える貴重な場としても結心会はあります。
二日目は、
・顧問弁護士、顧問税理士がいるのと同様に企業に「顧問介護士」という存在が必要な時代で、介護離職されて会社の戦力が大幅に下がるといったことがないように顧問介護士が社員のケアを図るという提案を、一般社団法人日本顧問介護士協会 西山理事から、
・セカンドオピニオン等としての病院選びを簡単に調べられるシステムの提案(損保でティーペックというものがありますが、生保版ティーペックとして採用されてはどうかとの提案)を、リーズンホワイ株式会社塩飽社長と陸マネージャーから、
・親子で学ぶいのちの授業を一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会 千田業務執行理事から、
・クラッシックカーを使って12ヶ月償却で節税をというテーマで、株式会社STAR CRAFT 室崎社長から
・足場リース等々の節税アイテムの紹介を、株式会社リンク・ソリューション 清水取締役から、
・ドローン活用した新事業展開と保険顧客開拓をテーマに、デザインサーファーズ株式会社楠亀クリエイティブディレクターに、
・保険とM&Aの親和性のテーマで株式会社ストライク 大岡アドバイザーに、
していただきました。
二日間、内容の濃い定例会になったと思います。
次回、第47回結心会定例会は、9月8日~9日に東京・新宿で開催します。
是非、スケジュールを空けて、参加下さい。
お待ちしています。
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今回のテーマは、「代理店が地域で存在感を高める」。
最初は、タレントで元SKE48の矢方美紀さんにご登壇いただき、乳がんアピアランスについて基調講演いただきました。矢方美紀さんはSKE48のアイドル活躍中に乳がんが発覚し左乳房全摘され今はホルモン治療をされています。女性目線で「アピアランス」の大切さに取り組んでおられ、参加者からの質問にも答えていただきながら、矢方美紀さんから元気を一杯分けてもらいました。
保険を募集したお客様の半分はがんになられます。がんになられた際にもお客様に寄り添って悩み事、困り事を解決できてこその保険代理店です。矢方美紀さんからたくさんのヒントをいただいたので、保険代理店としてがん患者と向き合うやり方を構築していきたいと思いました。
結心会の会員共通の考え方「保険は愛」を、更に高めて行きたいと思いました。
続いては、自治体と保険代理店の提携による地方活性化について、まずは兵庫県神河町のひと・まち・みらい課の石橋副課長とオルタナティブス研究所の北岡先生にご登壇いただき、「神河町シングルマザー移住計画支援」についてお話しいただきました。神河町は4年前から過疎を脱却する施策としてシングルマザー移住計画を実施され、4年間で14組のシングルマザーとお子様が移住されてきました。現在も多くのシングルマザーから移住希望があり、新しい仕事して神河町と一緒に「道の駅等へ、保険募集人全員がシングルマザーの保険ショップ」を作るべく動いています。すでに出店してくれる保険代理店は探しており、資格者を作りつつ、ショップ作りを5月くらいまでには完成させたいと動いています。各メディアも取り上げていただくことで了解をいただいていて、シングルマザーを支援したいという方が関西・四国・中国から来店いただけると確信しております。地域を支える一翼に保険代理店がなれれば存在感は大きくなると思います。
また、シニア対策として、ある地域にAIスピーカーを配布し、シニアの「日々の声」を聴き、そこからすべてのソリューションを作るという取組についても発表いただきました。例えば、シニアが「今日は魚が食べたい」とつぶやくと地元の魚屋さんに繋がり、魚屋さんからAIスピーカーを通じて「今日は生きの良い鯛が入ったので刺身にして持っていこうか」と返事をすることができます。AIスピーカーを活用して相互に会話をすることで、地域コミュニティを支えることができます。そして官民で作られたコミュニティセンターに保険ショップを出店し、午前中、一言も発しなかったシニアの自宅を訪ねて「見守り」をすることができます。ここも保険ショップが地域シニアを支える軸とるのです。
最後は、モーターチャネルの方々が登壇。神奈川県、静岡県、奈良県、沖縄県から各地を代表するモーターチャネルの方々が集結し、生損保を取り扱うことについてパネルディスカッションをしていただきました。
モーターチャネルの皆様からは地域の車検等をお任せいただいているお客様に「寄り添うために」生損保を、生損保のプロ代理店と提携して進めることの意義についてお話しいただき、参加された保険会社からも「顧客本位の姿勢が伝わって来て、こうしたチャネルの個人情報活用は質が高い取り組み」だと評価されました。
二日目は、
・ダイナースカード・ブラックカードの拡販について
ダイナースカード・ブラックカードを多くの会員がお持ちですが、会員の皆様から知り合いの方に拡販いただきたいと思います。
加入いただけると結心会に少しフィーが入る仕組みにしていただきましたので、ご支援ください。
・結婚情報センターNozze.様との提携について
Nozze.様の支店を活用した家計見直し相談の依頼を受けました。
結婚されたお客様を支店に来ていただいてマネーセミナーをNozze.様が開催、その講師を保険代理店にお願いしたいとの依頼です。
関心のある方は、結心会までご一報ください。
また、逆に保険代理店が結婚相談所の登録をして事業として取り組んでみませんかとの提案を受けています。
こちらも是非検討下さい。
少子高齢化対策を是非、保険代理店が取り組んで下さい。
・LION社との提携・展開について
口腔ケアについてのお話しです。
口臭リスクチェックが出来るスマホアプリを活用してみたい方は、結心会までご一報下さい。
・幼稚園から大学まですべての学校を簡単に攻める方法について
幼稚園・保育園から大学まで、攻めたくてもどう攻めてよいかわからないという方がほとんどだと思います。
このすべての学校へのアプローチをカンナムという会社がやってくれます。
この学校と具体的に指定することができます。
関心のある方は結心会までご一報下さい。
・節税保険に代わる「コインランドリー事業で稼ぐ・節税する・退職金として受け取る」について
名古屋の会社が取り組んでいます。
今週の週刊ダイヤモンドでも取り上げられています。
関心のある方は結心会までご一報下さい。
等をお話しいただきました。
次回結心会は4月末か5月中旬を予定しています。
テーマは「保険が変わる」として、フィンテック総特集を考えています。
お楽しみに!
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4月16日~17日の二日間、東京・恵比寿のあいおいニッセイ同和損害保険株式会社本社内のセンチュリーホールを会場に「第42回結心会定例会」を開催しました。
今回の初日は、保険代理店参入のハードルを高めるためにIFA取り組みを推奨しました。IFAとは、「Independent Financial Advisor」で、直訳すると独立系ファイナルシャル・アドバイザーのことです。独立・中立的な立場から資産運用のアドバイザーを行う専門家として、内閣総理大臣の登録を受けて証券会社や銀行と業務提携を結び、株や債券、投資信託などの売買の仲介を行う金融商品仲介業者に所属する外務員のことを指します。IFAは単にアドバイスするだけでなく、提携している金融機関の有価証券などの金融商品を選択して、顧客のために売買の仲介が可能になります。金融先進国である欧米では、IFAは弁護士や税理士と並ぶ地位を確立し、投資家にとって重要な役割を担っています。当然、IFAになるには証券外務員の資格を取得したり金融商品仲介業としての体制を構築・維持しなくてはなりません。このハードルが保険代理店業よりかなり高いので、保険業法以上に高みを極めたいと考える保険代理店に推奨しています。
今回の定例会には、このIFAを取組んでられる方に参加いただき、パネルディスカッションをしていただきました。
続いて、暗号通貨についても、公認会計士やタイ・バンコクで仮想通貨の取引所を開設される方にも参加いただき、これもパネルディスカッションをして暗号通貨についての理解を深めていただきました。暗号通貨は現在は金融商品ではありませんが近い将来金融商品として金融庁管轄になることは間違いないので、IFAと共に、「円」ではない「他の通貨としての暗号通貨」も取り扱うべきと推奨しました。
パネルディスカッションで、それぞれ110分程度の内容でしたが、分かり易かったかと思います。
続いて、日本の資産形成の中で「円」で持つことが一番のネックと考え、他通貨での運用を推奨する中、米ドルをもって米ユニコーン企業への出資が可能なHiJoJo Partner社が前回に続いてお話いただき、更に節税保険売り止めの代わりに使えそうなオペレーションリースの提案をしていただきました。
初日最後は第一生命保険株式会社の方から今回の節税保険についての経緯と今後の展開についてお話いただき意見交換もさせていただきました。
翌日も多くの保険販売に役立つアイテム、保険代理店の事務軽減化に繋がるアイテム等々のプレゼンが続き、第42回定例会は終了いたしました。
今回も全国各地から90名近い方々が参加いただきました。
第43回定例会は、7月9日~10日の二日間、東京・京橋の第一生命保険株式会社会議室をお借りして開催いたします。
是非ご参加下さい。
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