4月16日~17日の二日間、東京・恵比寿のあいおいニッセイ同和損害保険株式会社本社内のセンチュリーホールを会場に「第42回結心会定例会」を開催しました。
今回の初日は、保険代理店参入のハードルを高めるためにIFA取り組みを推奨しました。IFAとは、「Independent Financial Advisor」で、直訳すると独立系ファイナルシャル・アドバイザーのことです。独立・中立的な立場から資産運用のアドバイザーを行う専門家として、内閣総理大臣の登録を受けて証券会社や銀行と業務提携を結び、株や債券、投資信託などの売買の仲介を行う金融商品仲介業者に所属する外務員のことを指します。IFAは単にアドバイスするだけでなく、提携している金融機関の有価証券などの金融商品を選択して、顧客のために売買の仲介が可能になります。金融先進国である欧米では、IFAは弁護士や税理士と並ぶ地位を確立し、投資家にとって重要な役割を担っています。当然、IFAになるには証券外務員の資格を取得したり金融商品仲介業としての体制を構築・維持しなくてはなりません。このハードルが保険代理店業よりかなり高いので、保険業法以上に高みを極めたいと考える保険代理店に推奨しています。
今回の定例会には、このIFAを取組んでられる方に参加いただき、パネルディスカッションをしていただきました。
続いて、暗号通貨についても、公認会計士やタイ・バンコクで仮想通貨の取引所を開設される方にも参加いただき、これもパネルディスカッションをして暗号通貨についての理解を深めていただきました。暗号通貨は現在は金融商品ではありませんが近い将来金融商品として金融庁管轄になることは間違いないので、IFAと共に、「円」ではない「他の通貨としての暗号通貨」も取り扱うべきと推奨しました。
パネルディスカッションで、それぞれ110分程度の内容でしたが、分かり易かったかと思います。
続いて、日本の資産形成の中で「円」で持つことが一番のネックと考え、他通貨での運用を推奨する中、米ドルをもって米ユニコーン企業への出資が可能なHiJoJo Partner社が前回に続いてお話いただき、更に節税保険売り止めの代わりに使えそうなオペレーションリースの提案をしていただきました。
初日最後は第一生命保険株式会社の方から今回の節税保険についての経緯と今後の展開についてお話いただき意見交換もさせていただきました。
翌日も多くの保険販売に役立つアイテム、保険代理店の事務軽減化に繋がるアイテム等々のプレゼンが続き、第42回定例会は終了いたしました。
今回も全国各地から90名近い方々が参加いただきました。
第43回定例会は、7月9日~10日の二日間、東京・京橋の第一生命保険株式会社会議室をお借りして開催いたします。
是非ご参加下さい。