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第7回結心会バンコクツアー報告

  • 2020/02/14
  • Dr.ウエノの保険コラム

2月7日から11日までの期間で第7回となりました結心会バンコクツアーを実施しました。
今回はコロナウイルス問題でキャンセルが相次ぎ、少人数となりましたがバンコクでお会いする方々とアポを取っていましたので決行して来ました。

到着して最初は、AAA+グループの但野さんを訪問。
AAA+グループは日本の公認会計士税理士事務所をベースとしたASEAN専門家集団で、日本の会計税税務と現地の会計税務をリンクした日系企業の会社設立から経理代行まで幅広くサポートされていて、タイの担当が但野さんになります。但野さんには1年くらい前の結心会にも参加いただき、その際にはタイの仮想通貨事情をお話しいただきました。
多くの企業に関わっておられるので、面白い話を沢山お聞かせいただきました。

続いて、ローカル証券会社を訪問。Dr.ウエノは過去のバンコクツアーの中で、ここで証券口座を開設していますが、タイの証券市場の現状等をお聴きしました。日本語の堪能なスタッフが2名いて、何と日本人で口座開設されている方は2000名もいらっしゃると聞いて驚きました。海外で証券売買が出来ると新しい資産形成の一つになると考えていて今回の再訪となりました。

続いて恒例の不動産業者を訪問。
今回はヨシダ不動産グループを訪問しました。タイやカンボジア等での不動産売買、購入後の物件管理、日系企業社員の賃貸物件仲介をされています。
本来は幾つかの不動産物件を見学するのですが、今回はタイやカンボジア等における不動産事情についてお話しいただきました。タイで不動産を購入して日本人駐在員に貸すことによる利回りは現状4%程度とのことですが、将来タイに住みたいという方も多く、市場としては成り立っているとのことでした。

今回訪問時はタイが3連休のため、アユタヤ一日観光も入れました。バスで行ってアユタヤを観光し最後は船で食事や飲酒をしながら、ゆったりとタイを満喫するというもので9時間のコースとなります。

そして、最後は、YFA Warrix Sriracha FC というタイのフットサルチームの代表である相原ユタカ氏にお会いました。聴覚障害者フットサルプレイヤーに対して、フットサルを通じて障害を持つ若い子供たちに、プロフットサル選手になれるという夢と可能性の選択肢を広げたいと、フットサルチームを自身で買い取られた方です。支援していただけるスポンサーを探されているとのことで、このブログをご覧の方にも支援をお願いしたいと思います。
ユニフォームのメインとなる胸の広告で120万バーツ、腕だと50万バーツとなります。久しぶりに圧倒されるくらいの目力の方でした。タイと日本の聴覚障害者のフットサル交流会も開催されていて、この支援もお願いしたいと思います。次回バンコクツアーの際には試合の見学をできればと思います。

こうした色々な方との出会いをしてきました。
タイで保険をタイの方を対象に売るという野望は捨てていませんが、タイの不動産を活用した資産形成や色々なタイでの事業立ち上げ等々といった展開をしていきたいと思います。
次回は6月くらいに第8回バンコクツアーを企画したいと思いますので、お楽しみに。


保険募集人がいなくなった?

  • 2017/08/04
  • Dr.ウエノの保険コラム

最近、保険ショップの退店が相次いでいます。昔は「スクラップ&ビルド」でより良い場所に移転するための退店も多かったですが、最近は「スクラップ」のみが続いています。

その要因の一つに保険ショップスタッフ不足があります。
保険ショップが出来て10年余。スタート段階では経営と一緒になって如何に集客を増やすか等々を考え、一体感を持って取り組んで来ました。そこに、4年前くらいから改正保険業法対策が入って来ました。経営はこの体制整備に注力せざるを得なくなり、ここで店舗スタッフとの密な関係が薄らいでしまいました。しかも、体制整備にお金もかかることから中小零細保険代理店もインセンティブ的なものに手を出し、ここで、本当にお客様のためにより良い商品を提供したいと考えているスタッフと経営の関係が少し悪くなりましたという風に感じています。
こうした中、現場スタッフと経営との溝が生じ、現場スタッフが疲れたので辞めたいという事態になっているように思います。昔は求人広告を出せば、後任が見つかりましたが、最近は全く見つかりません。従って、現場を任せていたスタッフの退社と共に、保険ショップも閉鎖という悪い流れが続いているように思います。

訪問販売系の代理店も同様に、保険募集人が不足しています。
要因は「リーズ」の配給停止です。リーズは3月までは募集関連行為者がリーズを拾っていましたが、4月以降、買う代理店サイドのリスクも高いことから、多くの代理店がリーズから離れてしまいました。しかし、リーズをもとに成果を出していた募集人の方々にとっては命綱が切れたような状態となってしまい、多くの方々がリーズを自社開拓している代理店に流れたり、辞めて行ったりされているようです。50人規模の代理店さんが今では十数名とか在籍していないと言った話を最近良く耳にするようになりました。

「保険は人」です。
体制整備の中、スタッフ教育等が少し甘くなっているように思います。
夏はお盆休みもあり、訪問販売系の代理店さんとかでは少し時間も取れるかと思います。経営とスタッフが話し合える時間を取ってコミュニケーションをしっかり取ってみて下さい。
スタッフの悩み事や困り事を聞いてあげて下さい。なかなか経営に直接言えないという場合には、コンサルを頼んで吸い上げて下さい。変な勉強会をするくらいなら、スタッフとコンサルが一日意見交換する会でも作ってあげたら良いと思います。

スタッフの多くは想いをもって日々保険募集に携わっています。この想いを大切にしてあげないといけません。
想いがあって、それが人に繋がり、保険に繋がります。
個々の募集人の想いに寄り添う体制こそが肝要かと思います。


ロープレ甲子園、今年も間もなく開催!

  • 2017/07/28
  • Dr.ウエノの保険コラム

毎年、夏の祭典として開催しています「ロープレ甲子園」の今年の開催が近づいて来ました。
回を重ねて今年で7回目となりました。

最近、保険ショップに「新人」が少なくなって、保険募集して1年未満の方を探すこと自体が難しくて、今年は「新人対象の甲子園」でなく、「ベテランメジャーリーグプロ選手によるオールスター戦」にしようかと企画していましたが、訪問販売系の代理店が所謂「リーズ」が4月から無くなったことで大量の募集人がいなくなるなどして保険代理店の運営が一挙に厳しくなった等の理由で複数の出場予定者から出場辞退が相次ぎました。

従って、今年のロープレ甲子園は一部、二部構成にして開催することといたしました。
【第一部】
◆通常のロープレ甲子園◆
 事前に出場者にはお客様情報を渡して、これをもとに意向把握をし、お客様に最も適する
と考える提案をしてもらいます。
 ≪出場者≫
 ① 斎藤憲一さん (株式会社ネクサス)
 ② 沖田久幸さん (株式会社SEIKO)
 ③ 伊藤大樹さん (株式会社ネクサス)

【第二部】
★ベテランメジャーリーグプロ選手による神様ロープレ★
 神様と呼ばれる募集人が登場して、1時間程度、完璧な顧客ロープレを披露していただき
ます。
 ≪出場者≫
 ① 岡野 翔 さん (株式会社つなぎ 代表取締役)

審査委員長は毎年恒例の結心会監事である一般社団法人日本ライフマイスター協会 理事長 人見輝也氏にお願いをしています。

一般の方で審査に参加してみたいという方、大募集中です。
また、観戦希望者募集中です。観戦は3000円頂戴しています。更に、お客様役としてロープレ甲子園に参加したいという方も募集しています。

第7回ロープレ甲子園の開催概要は次の通りです。
◆日程 2017年8月19日(金)13:00~17:00
◆場所 株式会社WALLOP放送局 3階スタジオ
    東京都墨田区業平4-16-6 (スカイツリーから徒歩5分)

大勢の皆様の参加をお待ちしています。

暑い8月19日に今年もしたいと思います!
ご協力お願い申し上げます。

オンデマンド保険、ついに登場

  • 2017/07/21
  • Dr.ウエノの保険コラム

東京海上日動火災保険とワランティ社は、24時間単位で家電の故障などを補償する「オンデマンド保険」の開発・提供について業務提供したと発表しました。両社は三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、三井物産インシュアランス(東京都千代田区)と連携し、8月末のサービス開始を目指すそうです。
 
オンデマンド型保険「ワランティナウ」は、「必要なモノに必要な時間だけ保険をかけられる」という優れモノ保険!
ついに時代はここまで来たかという感覚を持っています。

例えば、「旅行にカメラを持っていく」場合などに数日間だけ保険をかければ、破損や水没した場合に費用負担なく修理してもらえるということになります。スマートフォンを使って手軽に素早く加入・解約できるのも特徴。保険料はデジタルカメラなどデジタル家電で24時間39円からというから凄いですよね。

順次対象を拡大させ、盗難・紛失を補償するサービスも追加する予定と報道されていました。契約者数はサービス開始後1年で10万人、2020年までに100万人を目指すとしていますが、既に「一日だけのワンデイ」の自動車保険やゴルファー保険も定着しつつありますので、告知次第では大きく伸びることが想定されると思います。

心配なのは、損害率だと思います。
ヒト保険や賠償責任保険でなく、モノ保険には、不良リスクが付きまといます。
古くなって新しくしたいと思っていたカメラに保険加入して、故意に壊すといった行為を如何にして防御するかがポイントだと思います。保険金支払いが大きくなれば、収支が合わないので折角の保険も引受が出来なくなってしまいます。
加入時の「モノ」の証明をスマホを使って如何に出来るか、また「事故性」を如何に立証するのか興味深いと思います。

しかし、こうして「欲しい時に欲しい保険に加入できる」こと自体は、素晴らしいことだと思います。本当の意味で、「保険」の価値を立証できることだと思います。

「最近の若い人」は、自動車に興味がないので自動車保険に加入することもなく、また実家住まいの方も多く火災保険も親が加入しているので縁がなく、ケガの保険も家内でゲームして一日過ごすという方も多く出歩かないので傷害保険も必要ないという損害保険会社からすると行き詰まりという状況にあります。
そうした若年者層に保険に関心を持って貰う対策が求められていますが、その突破口の一つになれば面白いと思います。この保険を通じて「趣味」が分かりますので、共通の趣味を持ったユーザーを集めてコミュニティを作ってあげるとか出来れば、特殊な保険ニーズが発見できるかもしれません。

オンデマンド保険、あと2ヶ月もしたら販売しているようですので、モノ保険に実際に加入してみたいと思います。


ドラックストアの売上がコンビニの6割に!

  • 2017/07/14
  • Dr.ウエノの保険コラム

ドラッグストアが日本の消費の受け皿としてスーパーやコンビニエンスストアと並ぶ形態に成長してきました。
ドラック・調剤店は、地域に特化したチェーン店が多く、北海道のツルハ薬局、関東はウェルシア、東海はスギ薬局、関西はヒグチ薬局&ファーマライズやキリン堂、九州には総合メディカルといった大型チェーン店が仕切っています。

地方のドラッグストアが地域で果たす役割も大きいですよね。クルマで来店した買い物客は食品や日用品をワンストップで、しかも安く購入していけます。売り場は大型スーパー並みの店舗も多く、風邪薬などの一般用医薬品(OTC)や化粧品だけでなく日用品、野菜や加工食品、酒類まで3万5千点を販売しています。
品ぞろえもよく、他店より安いという消費者の評価を受け、出店ペース16年度に比べ13%多い、800店超と12年度以降で最高となるそうです。大手10社の店舗数は17年度末に1万951店で、出店から退店を差し引いた純増は655店となる見通し。結果、都市部で網の目のように展開する約6万店のコンビニの3割強に達しました。
 
小売業の中で後発のドラッグストアはOTCから日用品、食品まで安値で販売するモデルにより1990年代から急成長が始まりました。核家族化による世帯数の増加に加えデフレで強まった節約志向を追い風に客層を広げ、GMSに代わって伸びたコンビニからやや遅れ、日本の小売りの主力形態の一角に躍り出たことになります。

ドラッグストアは出店地域の需要に合わせて柔軟に店舗を出しており、人口の多い都市部では医薬品や化粧品をメインに販売し、増加するインバウンド(訪日客)需要も取り込んで拡大しています。地方では購買頻度の高い食品の比率を上げ、スーパーの代替として存在感を高めています。
 
日本チェーンドラッグストア協会によると16年度のドラッグストア売上高は15年度比5.9%増の6兆4916億円。このうち調剤を含む「医薬品」が3割超になります。
調剤薬局は薬剤師が患者の薬の服用状況を一元的に管理し、地域住民の健康相談の窓口になる「健康サポート薬局」に展開を求められています。

保険代理店もこうした調剤・ドラックストア展開を見過ごす訳にはいきません。
人と出会える「場」「箱」として、こうした調剤・ドラックストアを活用しない手はないと思います。しかし、調剤・ドラックストアに保険ショップは若干違和感があると思います。ただ、シナジー性は十分! このあたりを如何にクリアできるかがポイントだと思います。

大型商業施設に出店している保険ショップも出店場所自体の変化を求められています。
調剤・ドラックストアは、「数」も「売上高」もコンビニに近づきつつあり、人と出会える場所としては、必須の「場」「箱」だと思います。
全国の保険代理店の皆様、一緒にトライしてみませんか?